オーツミルクとゴールデンラテ
 2022年12月22日   2023年01月11日

最近、スーパーやコンビニで目にすることが増えたオーツミルク。

ラテやオレのミルクとして牛乳・豆乳の代わりにオーダーすることができるようになったカフェもちらほら見受けられますよね。

オーツミルクが健康に良いという話はなんとなく聞いたことがある方も多いかと思いますが、具体的に何が良くてどのように使うと良いかってご存知ですか?

今回は、そんな最近話題のオーツミルクについてご紹介します。

CONTENTS

オーツミルクとは

オーツ麦

オーツミルクとは、牛乳のような動物性のミルクとは異なり、穀物や種実を絞って作られる植物性のミルクのひとつ。

オートミールで有名な「オーツ麦」と水を混ぜ合わせて作られるオーツミルクは、植物性のミルクのなかでも食物繊維が豊富で、味は牛乳に近くまろやかでサラッと癖が少ないのが特徴です。そのため、牛乳の代わりとして使いやすいミルクです。

オーツミルク栄養素と健康効果とは?

オーツミルク

オーツミルクと牛乳や他の植物性ミルクの栄養素について比較してみました。

ミルクの種類カロリーたんぱく質脂質炭水化物食塩相当量カルシウム
オーツミルク37kcal0.6g0.6g7.8g0.08g120mg
牛乳68.5kcal3.4g3.9g4.95g0.11g110mg
豆乳41kcal3.6g2.3g1.1g0.11g15mg
アーモンドミルク39kcal0.8g2.5g3g0.09g30mg
ココナッツミルク19kcal0.5g1.3g1.7g0.1g5mg
バーリーミルク56kcal0.5g1g0.1g11.5g0mg

*牛乳はmeiji, それ以外はisolaBIOの商品をそれぞれ100ml換算で算出

参考:かんたん、わかる!プロテインの教科書

それぞれのミルクに良さがあると思いますが、オーツミルクの特徴に触れつつ、メリットやデメリット、おすすめしたい方や注意点などをご紹介していきます。

オーツミルクのメリット | こんな方におすすめ

オーツミルク

摂取カロリーを抑えてダイエットをしたい方に

オーツミルクは、牛乳より低カロリーで低脂質なのに対し、牛乳とほぼ同量のカルシウムを含んでいます。他の植物性ミルクと比較してみるとその差は一目瞭然です。

また素材本来の甘みがあるため、カフェラテやミルクティー用のミルクとしてお使いいただくと、シュガーフリーでほんのり甘くお召し上がりいただけます。

血糖値やコレステロール値を気にしている方に

オーツミルクに含まれる食物繊維のβ-グルカンは、食後の血糖値の上昇を抑えコレステロール値を低下させる効果があると言われています。

乳糖不耐症、乳アレルギーの方に

体質的に乳糖を消化することができない乳糖不耐症や乳アレルギーの方でも、オーツミルクは安心してお飲みいただけます。

他の植物性ミルクもお飲みいただけますが、カルシウムを摂取したいという方にはオーツミルクがおすすめです。 また、オーツミルクは植物性ミルクなので、ヴィーガンやベジタリアンの方でもお飲みいただけます。

腸内環境を整えたい方に

オーツミルクは腸内環境を整えると言われている植物繊維が豊富で、便秘やお腹の調子が悪いという方、吹き出物のような肌質改善をしたいという方におすすめです。

ローリングストック(非常時の備蓄)として保管しておきたい方

オーツミルクは、製造からの賞味期限が約1年程度と長く、常温保管が可能な商品が多いため、災害時のローリングストックとして普段から多めに食材や加工品を保管しておきたい方におすすめです。(賞味期限は未開封の状態に限ります)

エコフレンドリーを考える方に

オーツミルクは、ご自宅でも作ることができるくらい簡単に抽出ができるミルクです。乳牛を飼育して搾乳する必要がある牛乳に比べると、製造過程での水の利用やCO2の排出量が少ないエコフレンドリーなミルクと言われています。

参考:わかさの秘密 , MSD マニュアル

オーツミルクのデメリット | おすすめできない方

オーツ

糖質制限をしている方

オーツミルクは牛乳や他の植物性ミルクに比べて糖質がやや多め。日々糖質を制限している方で「100mlあたり7.8gはちょっと、、」という方は他の植物性ミルクの方がおすすめです。

たんぱく質をとりたい方

オーツミルクに含まれるたんぱく質の含有量は牛乳や豆乳に比べると17%程度しかありません。1日のたんぱく質摂取量を多くとりたいという方は、牛乳か豆乳がおすすめです。

小麦(グルテン)アレルギーの方

オーツミルクの原料はオーツ麦なので、グルテンは直接含まれているわけではありませんが、小麦の近くで栽培をしていたり、同じ工場で製造している場合もあるため、グルテンフリーという記載がないオーツミルクには注意が必要です。

コスパを気にしている方

オーツミルクは牛乳や豆乳に比べると割高の傾向があります。たまに買うくらいであればさほど気にならないかもしれませんが、毎日飲みたい方にとってコスパは気になるもの。

コスパを気にしている方は、業務用スーパーや大型スーパーなどでまとめ買いをするか、他にコスパの良いミルクを検討してもいいかもしれません。

オーツミルクに副作用ってあるの?

オーツミルクは食物繊維の中でも特に水溶性食物繊維が豊富なため、飲みすぎるとお腹がゆるくなってしまう可能性があります。

また、オーツミルクでも商品によって砂糖が含まれているものがあります。オーツミルクは元々糖質が多いミルクなので、体に良いミルクだからと飲んで、うっかり糖質をとりすぎてしまう可能性も。

ご自身の体調や体質、目的に合わせて、極端に飲み過ぎないように心がけましょう。

オーツミルクは朝飲むのが効果的

他のミルクと比較すると糖質が高いオーツミルクは朝飲むのがおすすめ。

食物繊維が豊富なオーツミルクは腹持ちが良く、午前中に飲むとセカンドミール効果が続き、昼食の血糖値上昇を防いてくれるといわれています。

家庭でもできるオーツミルクの作り方

牛乳や豆乳と比較すると、「価格が高く続けにくい」「添加物が気になる」という方は、自宅で簡単にオーツミルクを作ることができます。

-必要な物-

・ミキサー
・ザル
・目の細かい布(さらし等)

-材料-

・オートミール……50g
・水……200ml

-作り方-

1.オートミールを水に浸し、粒が細かくなるまでミキサーで攪拌します。
※サラッとした飲み心地がお好みの方は、攪拌時間を30秒程度がおすすめ。オートミールは攪拌すればするほどとろみが強くなります。

2.1をさらしを敷いたザルで1~2回ほど濾したら完成です。

オーツミルクは子供が飲んでも大丈夫?

赤ちゃん

オーツミルクは離乳食が始まった後のお子様であれば乳幼児でも飲むことができます。

一方で、アレルギーや便通に影響が出る可能性があるので、はじめは少量ずつ薄めながら飲ませてあげることをおすすめします。

心配な方は、医療機関で相談をしてみるのがいいですよ。

参考:DANONE

オーツミルクもメーカーによって味が異なる? ゴールデンラテと組み合わせて味比較してみました

オーツミルクとゴールデンラテ

ゴールデンラテの特徴

ゴールデンラテとは、アメリカのセレブの間で流行した健康効果が高いと言われるターメリックラテを日本人向けに飲みやすくアレンジした無添加・完全国産のnatohaのパウダードリンク。

お好みのミルクにサッと溶かして、手軽にターメリックラテを楽しめます。

今回は、リフェットセレクトの中でも人気なゴールデンラテに、メーカー別4種類のオーツミルクをそれぞれ飲み比べて、どの商品がゴールデンラテ に一番合うかをスタッフの中で検証してみました。

飲み比べに使用するオーツミルク4種類

オーツミルク

4種類のオーツミルクを実際に見比べてみると、同じオーツミルクでも色の差がこんなにありました。これは、メーカーごとに味が大きく変わりそうですね。

それでは、実際に飲み比べをしてみましょう!

オーツミルク (砂糖不使用) / alpro(アルプロ)

アルプロオーツミルク

口当たりはさらっとしていますが少しオイリーさも感じられます。やさしい甘みで癖がなく万能に使えそうです!

【原材料】オーツ麦濃縮物、食物繊維、ひまわり油、食塩/リン酸カルシウム、増粘剤(ジェランガム)、ビタミンB2、ビタミンD2

オーツミルク オーガニック / isola BIO (イソラビオ)

isola BIO(イソラビオ)オーガニック

口当たりはアルプロに似ていてさらっとしています。香ばしいオーツ麦の香りとやさしい甘みはこのままスッキリ飲みやすいです。

【原材料】有機オーツ麦、有機ひまわり油、食塩

まるごとオーツ/大塚食品

まるごとオーツ/大塚食品

一般的なオーツミルクはオーツ麦を絞って抽出しているようですが、大塚食品はオーツ麦をを丸ごとすりつぶしてミルクに。

通常搾りカスに残ってしまう栄養も余すことなく摂ることができるのが特徴です。そしてこのオーツミルクが一番味が濃く甘い味わいでした。オーツ麦だけでこんなに甘くなるのは驚きです!

【原材料】オーツ麦粉(国内製造)

畑うまれのやさしいミルク なめらかオーツ / KAGOME

KAGOMEオーツミルク

原材料を見ると「純粋なオーツミルク」というより、オーツミルクを飲みやすくした商品。スーパーでよく見かけるので、今回は一緒に飲み比べたい思います。

香ばしい麦の香りと野菜や果物の甘さが引き立っていて、キャラメル風味のカフェオレのような味わいです。

【原材料】オーツミルク(オーツ麦)(国内製造)、野菜汁(にんじん、トマト)、果汁(ぶどう、レモン)、ひまわり油、食物繊維、食塩、麦芽エキス/乳化剤、pH調整剤、香料、ビタミンC、セルロース、安定剤(ジェランガム)、(一部に小麦を含む)

4種類のオーツミルクとゴールデンラテの相性は?

オーツミルク (砂糖不使用) / alpro(アルプロ)

ミルクがさらっとしてしているので牛乳よりも生姜のピリッとした風味が味わえます。お湯割りだと生姜の風味が強いと感じる方に。

オーツミルク オーガニック / isola BIO (イソラビオ)

口当たりはアルプロと似ていてさらっとしていますが、オーツ麦の香ばしさがゴールデンラテとマッチ!

まるごとオーツ/大塚食品

オーツ麦を丸ごと使っているだけあって、オーツの風味がしっかり残っています。

ミルク自体の甘み強いのでゴールデンラテと組み合わせると結構甘い仕上がりに。甘党の方におすすめしたいミルクですね。

畑うまれのやさしいミルク なめらかオーツ / KAGOME

ゴールデンラテとの相性はイマイチでした……。

すでに完成されている味だったので、このミルクはそのまま飲むのが1番美味しいです。

ゴールデンラテに合うスタッフ一押しオーツミルクとは

4種類のオーツミルクの中からゴールデンラテに合うオーツミルクを真剣に選んでみました。

その結果、スタッフから人気の高かったミルクは……

オーツミルク オーガニック / isola BIO (イソラビオ)

「isola BIO (イソラビオ)のオーツミルク オーガニック」は、香ばしい香りとオーツ麦のやさしい甘さのバランスがとてもよく、オーツミルクだけでも美味しいのですが、ゴールデンラテとの相性もばっちりでした^^

オーツミルクでゴールデンラテを飲んでみたいという方は、是非参考にしてみてください。

まとめ

最近人気急上昇中のオーツミルク。

同じオーツミルクでもメーカーによって味が微妙に異なります。

ストレートで飲むもよし、紅茶やコーヒー、ゴールデンラテのようなパウダードリンクなどに混ぜたり、料理に使うもよし。

ご自身のライフスタイルや好み、目的に合わせて試してみてくださいね。

ゴールデンラテ

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