ウコンってどんな味!?気になる味の違いを種類別にご紹介します!


ウコンってどんな味!?気になる味の違いを種類別にご紹介します!

 

リフェットセレクトではゴールデンラテ、黒人参茶クレンズ、SAKEKINGなどでお馴染みのウコン。
 

ウコンとひと口に言っても、実は40~50もの種類があると言われていて、同じショウガ科であってもウコン属やショウガ属など様々な種類があります。
 

もちろん以前お話しさせていただいたとおり、種類によって含まれる成分や効果効能も異なるのですが、それぞれのウコンがどのような味がするか、みなさんご存知ですか? 
 

今回は、ターメリックと呼ばれ、カレーを始めとした様々な料理にスパイスとして使われる秋ウコンに加え、春ウコン、紫ウコン、黒ウコンの4種類のウコンがどのような味なのかをご紹介します!



ウコンってそれぞれどんな味?


インナーケアにおすすめしたい「春ウコン」

春ウコン

春ウコンの生薬名は姜黄(キョウオウ)。
 

黄ウコンやワイルド・ターメリックとも呼ばれ、古くは健胃整腸や生理痛、現代においては、漢方や生薬として利用されることが多く、抗炎症・抗酸化・神経保護など様々な生物活性をすることが報告されています。

内臓全般に広く効果が見込まれるとされ、健康食品などに用いられることが多かった春ウコンですが、秋ウコンにはない精油成分(ターメロン、シネオール、クルクモール、α-クルクメンなど)や各種ミネラルが豊富で、現在も大学の研究機関などで春ウコンの免疫賦活力を活かした研究が行われています。

秋ウコンの陰に隠れてあまり注目されてこなかったウコンですが、美容・健康効果に優れ、実は薬効高いウコンとして知られています。
 

お酒を飲む人のカラダを意識して作られた「SAKEKING」においても、その薬効の高さから、沖縄皇金(秋ウコン)より春ウコンの含有量を増やしています。
 

春ウコンの味とは?

沖縄にいくと春ウコンのパウダーを良く見かけますが、そのままだと決して美味しいとは言い難く、苦みが強く、独特の香りがあります。
 

健康目的で摂取したい場合は、スライスして乾燥させた春ウコンを煎じて飲むと若干飲みやすくなるので、まずはそこからトライしてみるのも良いかもしれません。

 

二日酔いのみならず、美容にも効果的な「秋ウコン」

沖縄皇金2 秋ウコン

日本で、「ウコン」と言うとこの秋ウコンを指すことが多いくらいメジャーな秋ウコン。別名「ターメリック」とも呼ばれています。
 

クルクミンという成分を多く含む秋ウコン (ターメリック)は、一昔前までは飲む時のお供というイメージが強かったのですが、二日酔いが気になる方だけでなく、認知症とターメリックの関係性や抗酸化能力など様々な研究が進み、近年では肌トラブルの予防やアンチエイジングなど、美容や健康目的に用いられることも増えてきました。
 

胆汁の分泌や月経不順などにも使われており、古くはその抗菌力から痔や切り傷、腫物などに塗布したりと様々な場面で活躍していたようです。

秋ウコン (ターメリック)の味とは?

カレーのスパイスとしても良く登場するターメリック。一見した感じからもカレー粉のような食欲をそそる味をイメージしてしまいますが、とんでもありません。
 

そのまま舐めると春ウコンと同様に苦みと独特の香りが感じられます。(舌が黄色に染まります)
単体で口にすると苦みが強く感じられますが、その香りを生かしてスパイスとして少量を使うと良いインパクトになることも。
 

春ウコンと同様に決して美味しいものではありませんのでご注意を。

 

胃腸の味方「紫ウコン」

紫ウコン ガジュツ

別名ガジュツと呼ばれ、漢方としても重宝されている紫ウコン。民間では消化不良や胃もたれ、脂肪肝などに使われており、芳香性健胃薬としても登録されており、実際に胃薬などの素材として使われています。
 

紫ウコンの味とは?

紫ウコン 粉末

紫ウコンの味は苦味が強いのですが、多くの方が服用したことがあるであろう有名な胃薬の味に非常に似ており、どこか懐かしい気分にさせてくれる味です。
 

実際に胃の調子が悪い時などは紫ウコンの粉末を飲むことが多いのですが、2~3日飲んでいるとかなり回復します。紫ウコンの味を確認すると、胃のもたれや消化不良、脂肪肝、高コレステロールなどに効き目があると言われていることにも納得がいきます。
 

 

滋養強壮に「黒ウコン (黒ショウガ)」

黒ウコン

黒ウコンは別名クラチャイダム、黒ショウガ、ブラックジンジャーなどとも呼ばれる伝統食材。鉄分や亜鉛などのミネラル、アルギニンをはじめとしたアミノ酸、黒人参と同様にポリフェノールの一種であるアントシアニンなどの健康維持成分を多く含んでおり、抗酸化作用、滋養強壮などに良いと言われています。
 

原産国のタイでは、1,000年以上も前から伝統生薬として用いられており、現在でも機能性植物として愛用珍重されています。
 

黒ウコン (黒ショウガ)の味とは?

今回紹介した4種のウコンの中で最も美味しくないのがこの黒ウコン。
他のウコンが可愛く感じるくらいの苦みです。
 

「良薬口に苦し」とはよく言ったもので、粉にしたものをそのまま口にすると、コップ一杯の水では消せないくらいの後味(その独特の薬っぽい味)が残ります。

 

ウコンの苦みを消す方法はある?  

ウコンに苦みが多いとはいえ、それでも健康のためにウコンを食べたいですよね。
そこで、ウコンの苦みを少しでもおさえて食べやすくするための方法をご紹介します。 
 

乾燥させて粉末にする   

洗ったウコンを薄切りし、4~5日ほど天日干しにしたあとにミキサーなどで粉末にします。粉末にすることで少量のウコンが摂取できるため、苦みを感じることなく食事に取り入れることができます。

お茶だと苦みを感じるという方は、料理に振りかけて入れるとよいでしょう。

カレーなどの香りや味の強いものに入れると、ウコンの苦みを感じることなく食べられます。
 

生のまますりおろして少量を足す  

一番簡単なウコンの摂取方法は生ですりおろして食べることです。ポテトサラダに入れるなどすると、味が一風変わって美味しくなります。ウコンをすりおろしにすると冷凍保存もできるので、小分けにして保存するのもおすすめです。
 

スライスしたウコンを甘酢漬けにする

スライスしたウコンがかぶるほどの甘酢を入れるだけで完成します。お好みではちみつや砂糖を足すのもおすすめですが、密閉容器にいれて一週間程度待てば、やわらかく滑らかな味わいになります。

お湯割りにして甘酢を飲むと、ほんのりウコンの味がして美味しくなります。
 

結果的にはすべて苦いというお話になってしまいました。

ウコン単体を食べるという機会はあまりないと思いますが、料理や飲み物に入れたり、粉末を使う時などの参考にしてみてくださいね。

 

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