この記事のまとめ
・妊娠中は過剰なターメリックの摂取は避ける
・授乳中は赤ちゃんの体質や好みによっては控えた方が良い場合がある
・産後には子宮収縮の痛みの緩和や、乳管閉塞を防ぐ効果がある

「ゴールデンミルク」の流行とともに、美容やダイエットなど、美意識の高い方からの注目を集めるターメリック(秋ウコン)ですが、妊娠中や授乳中は、ターメリックを飲んだり食べたりしても大丈夫なのでしょうか?
この記事では、妊婦さんや母乳育児中のママがターメリックを摂取するにあたって気をつけるべきことを紹介します。
妊娠中のターメリック摂取はOK?

まず妊婦さんが気をつけないといけないのは、ターメリックには子宮を収縮させる作用があるという点です。
「お腹が張る」とよく表現されますが、子宮の収縮は早産や流産につながる可能性もありますので、過剰な摂取は控えた方がよいと言えます。
ターメリック以外で子宮収縮作用があるとされるハーブ
- タイム
- バジル
- セージ
- シナモン
- ナツメグ
- パセリ など
妊娠中にもオススメなハーブティーの選びのヒント
ターメリックが含まれているのは、カレーやエスニック料理などスパイスを多く使用する料理です。多少の摂取は問題ないと考えられていますが、外食の際は覚えておくといいですね。
ターメリックの母乳への影響は?

では、授乳中のママにとってはターメリックはどんな影響があるでしょうか?
一般的にママの食べたものは母乳に影響すると言われています。ターメリックが含まれる料理の代表的なものはカレーですが、授乳中はあまりカレーはおすすめしないと書かれている育児書やインターネットのサイトも見かけますよね。
しかし、実際は「●●を食べると母乳がまずくなる」といった説は科学的根拠がないそうですが、私たちの体や母乳は食べたもので作られるため、積極的に摂りたい栄養素や、適度にした方が良い栄養素があることは確かです。
授乳中にカレーがよくないと言われる一番の理由は「市販のルウには油脂分が多く、食べすぎると乳腺炎の原因になりやすい」ということのようです。
以上のことから、基本的にはターメリックを避ける必要はありませんが、赤ちゃんの体質や好みにも個人差があるので、あきらかに母乳を嫌がったり、下痢をしたり…といった様子が見られる場合に限り、控えた方が良いかもしれません。
産後、痛みからの回復に役立つ!

実は、世界では、産後にターメリックを積極的に摂る国も多いのです。
インドのアーユルヴェーダを取り入れた産院では、入院中に「ターメリック粥」が出されますし、インドネシアでは、ターメリックをはじめとした生薬をブレンドした飲み物「ジャムゥ」が、産後5日目から2か月まで毎日飲むために販売されています。
ターメリックは、抗炎症作用があることから、産後の子宮収縮の痛みを緩和したり、胸部組織の炎症を抑えることで、乳管閉塞を防ぐ効果もあると言われています。
また、粉末のターメリックをオイルで抽出した「ターメリックオイル」は、産後の会陰切開や帝王切開の傷跡に塗ると回復を早めるとして取り入れている産院もあるそうですよ。
過剰摂取はもちろんNGですが、産後・授乳期には、うまくターメリックの力を取り入れてみたいものですね。
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