黒人参

黒人参ってどんな野菜?

3,000年ほど前から栽培されてきた人参の起源種に近いとされる黒人参。
トルコを中心に一部の地中海周辺国や中国などで栽培されていますが、生産環境が限定されるため世界的にも希少品種となっています。

通常の人参と比べるとその高い抗酸化成分が注目され、ヨーロッパを中心に美容に良い野菜として注目を浴びてきています。

人参の起源種に近いとされる黒人参。その栄養価の高さから、栽培が盛んな地域では長くに渡り愛され続けています。

通常の人参と比べて糖度が高く、北インドやトルコ南東部では、発酵黒人参とスパイスをブレンドさせたサルガム(シャルガム)と呼ばれるジュースが、毎日の健康や美容のために飲まれ続けています。

黒人参の栄養価とは?


レバーや海産物に多く含まれ、赤血球をつくるのに役立ちます。不足すると貧血になりやすく、女性にとって大切な栄養素です。


亜鉛

新陳代謝に関わる栄養素で、偏った食事などで不足すると味覚障害が引き起こると言われています。


カルシウム

歯や骨をつくる栄養素。 近年では高齢になってからかかる骨粗しょう症の予防としても注目を浴びています。


ビタミンA

肌の健康や、目に役立つビタミンです。


ビタミンC

言わずと知れた美容に良いビタミンで、抗酸化作用もあり、体にも肌にも必要な栄養素で、オレンジの人参の約5倍ものビタミンCが黒人参には含まれています。


βカロテン

緑黄色野菜などに含まれるカロテノイドの一種で、強力な抗酸化力を持ち、免疫機能 に関わる栄養素です。

黒人参のポリフェノールと抗酸化力 ※1 について

黒人参 写真

エイジング ※ 2 の代名詞ポリフェノール(アントシアニン)を豊富に含み、その抗酸化力はなんと通常の人参の13倍!アンチエイジングに良いとされている食べ物と比べても、その抗酸化力は一目瞭然!

さらに、抗酸化力が高いと言われている食品と比べてみると、黒人参の抗酸化力はダントツ一位。その効果はブルーベリーのおよそ8.5倍!

※1抗酸化力…活性酸素吸収能力 ※2 エイジング、エイジングケア…年齢にあったケア

アントシアニンとは

サプリメントでお馴染みのアントシアニンとは、黒豆やブルーベリー、黒ゴマ、黒ウコン(黒ショウガ)などの色の濃い野菜や植物に含まれるポリフェノールの一種です。

アントシアニンの効果

アントシアニンは、紫外線などの有害な光が当たることで、植物が自らの体を守るために合成される天然色素です。眼精疲労を回復させる効果や、花粉症の予防メタボリックシンドロームの予防などの効果があると言われ、抗酸化力も強いため、スーパーフードとして注目を集めています。

黒人参に含まれるアントシアニンとは

ブルーベリーはアントシアニンが豊富ということで有名ですが、約2.2倍ものアントシアニンが黒人参には含まれており、乾燥させるとブルーベリーの約20倍となる、まさにスーパーフードです。

黒人参の第一人者・医学博士 塩田先生に聞いてみました!

塩田 清二

星薬科大学 生命科学先導研究センター ペプチド創薬研究室 特任教授

1974年に早稲田大学教育学部生物学研究科卒業後、新潟大学大学院理学研究科修士課程修了、昭和大学医学部第一解剖学講座にて医学博士号取得。米国チューレン大学客員教授などを経て、現職に至る。


日本アロマセラピー学会理事長、日本統合医療学会副理事長、日本糖尿病・肥満動物学会常務理事などをつとめる。専門は神経ペプチドを中心とした神経科学。

Q. 黒人参の栄養にはどのような特徴があるのでしょうか?

私どもは、沖縄長生薬草産の黒人参の抗酸化能をESRという装置を使って測定しました。
ESRという装置で黒人参の抗酸化能を測定すると代表的な活性酸素(スーパーオキシド、ヒドロキシルラジカル、一重項酸素など)を消去する力が大変強いことがわかりました。

Q. 活性酵素・抗酸化って何ですか?

抗酸化能とは何かについてご説明いたします。

生命は酸素を利用することで、効率的にエネルギーを取り出すことが可能となり、大きく進化してきました。酸素の一部はその代謝過程で「活性酸素」と呼ばれる分子に変わり、ヒトの生命維持に重要な働きをしています。

正常な状態であれば、必要以上に生成された活性酸素は、生体内の抗酸化能によって速やかに消去されます。しかし、消去しきれない過剰な活性酸素が生じる場合、核酸やタンパク質、脂質を酸化して損傷を与え構造や機能を障害するのです。

このように、活性酸素の生成と消去のバランスが崩れた状態を『酸化ストレス』と呼びます。酸化ストレスは身体のサビつき度を表す指標と言われ、肥満、生活習慣病、認知症、疲労、白内障、肌老化などの様々な疾病の原因になるといわれています。

この活性酸素を消去する能力が抗酸化能ということができます。

Q. 黒人参の効果はどのようなものが期待できますか?

抗酸化能の高い黒人参を摂取すると、活性酸素を消去することができます。
身体のサビをとってくれるので、生活習慣病の予防改善に役立つだけでなくシワなど老化の予防や若返りにも有効です。

MEMO

活性酸素の一つである一重項酸素は紫外線を照射すると発生するもので、しみやそばかすの原因にもなりますが、黒人参をエタノール抽出した液は一重項酸素を消去してくれることが私どもの実験で明らかになっています。

Q. “沖縄産” 黒人参は、他で採れる黒人参とは違いますか?

抗酸化能が高い植物は、主に熱帯など紫外線が強い地域に自生しています。過酷な環境に抗うために自ら抗酸化物質を有することにより身を守っているのでしょう。そのような植物を人間が食すれば、活性酸素をためない健康な身体を維持することができます。

MEMO

野菜には『フィトケミカル(ファイトケミカル)』と呼ばれる、植物中に存在する天然の化学物質を持っています。日本列島で最も紫外線の強い地域の一つである沖縄では、植物が紫外線から自分の身を守るため、多くの栄養素(フィトケミカル)を蓄えるため、強い太陽の光と、サンゴ質でミネラルたっぷりの土の中で育ったスーパーフード・黒人参は、その分栄養価が高いと言われています。

まとめ

●黒人参は『抗酸化能』が高い
・シミ、シワ、タルミなどの肌の老化防止に有効
・肥満や生活習慣病、認知症、疲労、白内障などの原因を取り除いてくれる効果が高い

●沖縄で育った植物は、抗酸化力がより高くなる傾向にある

黒人参を使ったおすすめレシピ

黒人参のツナヨーグルトソース地中海風

黒人参のツナヨーグルトソース

地中海料理では定番のヨーグルト料理。程よい酸味が食材に絡み合って、さっぱりとした味付けが特徴的。

そんなヨーグルト + ツナのソースに、糖度の高い黒人参を合わせた、簡単・オシャレ・ヘルシーなレシピをご紹介します!

黒人参とヒヨコ豆のフムス風オープンサンド

黒人参とフムスサンド-02

ヴィーガンやベジタリアンが多いヨーロッパでは、スーパーやコンビニでも手軽に買うことが出来たり、自分で作る人も多い中東のメジャーフード「フムス」に、黒人参をブレンドしライ麦パンと組み合わせた、簡単・オシャレ・ヘルシーなレシピをご紹介します!

親子で出来る 黒人参とウインナー&ミートボールの手作りピザ

黒人参ピザ写真

Instagramやクックパッドで人気の @emix0120さんに、おうちで簡単に出来る黒人参を使ったピザの作り方をご紹介いただきました!

コスパ良し、見た目良し、ボリューム良しの三拍子が揃った可愛いおうちピザ。

休日のランチや夕食用に作ってみてはいかがでしょうか?

黒人参はこんな方におすすめ

美容にいいものを取り入れたい

体のサビつきを招く活性酸素を除去する作用の抗酸化力がブルーベリーの約20倍程強いため、老化予防(アンチエイジング)、血管拡張作用、血小板凝集抑制作用などがあります。

目が疲れがち

黒人参に含まれるアントシアニンおよびβカロテンには、目の疲れ、眼精疲労の回復を促す作用があります。

体の中から整えたい

糖尿病や動脈硬化、脂質異常症などの生活習慣病の予防にも寄与すると考えられています。アルツハイマー型認知症のような疾患に対しても予防効果が期待されています。

黒人参についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

黒人参は優れた栄養成分がたっぷり詰まっているスーパーフードです。もちろん食品なのですぐに効果が出るものではありませんが、続けていくことで私たちの身体に良い変化をもたらしてくれることでしょう。

食材として毎日の食生活に取り入れたり、ジュースやお茶などの飲み物から手軽に取り入れたり、変化球で入浴剤にするなど、いろいろと活用してみてください。

黒人参茶[ビューティー]
黒人参にハイビスカス、月桃をブレンド。
美白・紫外線対策をしたい方に。

黒人参茶[リラックス]
黒人参にレモングラス、アロエをブレンド。
よりリラックスしたい日に。

黒人参茶[クレンズ]
黒人参にターメリック、緑茶をブレンド。
便秘やダイエットなどのデトックスに。

リフェットセレクト、ならびにnatoha (ナトハ)スタッフ。

ハーブやアロマのみならず、ダンス、ヨガ、ピラティス、フリーウエイト、ボディケア、メイクなどが大好きなアラサー女子。日本と海外を行き来しているので、たまに海外ネタも配信します。

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