「モリンガ」は注目のスーパーフード
少し聞き慣れない名前ですが、この植物が今、スーパーフードを超えたミラクルフードとして世界中で注目されているんです。
モリンガは、インド西北部を原産とする木で、和名は「ワサビノキ」といいます。(葉にワサビに似た香味があるためこう呼ばれていますが、ワサビとは全く別の種類です。)
やせた土地でもタネをまいてから1年で実がなるほど生命力の強い木で、さまざまな栄養や効果があるとされ「奇跡の木」「栄養の木」「薬箱の木」「母親の友」などいくつもの別名があります。
モリンガはエコロジカルな生態でも有名で、一般的な植物と比べ20倍ものCO2を吸収するほか、葉・花・茎・種などほとんどすべての部分が食べられて非常に栄養豊富なため、貧困地域や途上国では子どもたちへの栄養補助食品にも採用されています。
モリンガとインナービューティー
モリンガは古来より各地で健康と美容のために用いられ、インドではアーユルヴェーダに使用されたり、エジプトではクレオパトラがモリンガのオイルを肌に塗ったり、お茶にして飲んでいたという記録もあるとか。
現代では、インナービューティに関心の高いことでも有名なスーパーモデルのミランダ・カーもモリンガを愛用していると言われています。
日本でモリンガを摂取するには、サプリメント(錠剤)、パウダー、お茶などが一般的。味はよもぎや抹茶などに近く、香ばしい風味があります。
モリンガの成分
モリンガには、食物繊維・ビタミン・ミネラル・アミノ酸が豊富に含まれています。
100gあたり、ポリフェノールは84.6mgで赤ワインの約8倍、GABA(ギャバ)は1,003mgで発芽玄米の約70倍という結果も報告されています。(鳥取大学教育環境科調べ)
またビタミンAはにんじんの約4倍、鉄分はほうれん草の約30倍とも言われています。
モリンガの効果
モリンガの効果・効能としては、次のようなものが期待できるとされています。
- 抗炎症作用
- 血糖値・中性脂肪の抑制
- 血圧を抑える
- 免疫力UP
- 抗菌作用(風邪予防など)
- 消臭作用(体臭・口臭・加齢臭など)
- 代謝アップ(汗をかきやすくなる)
- デトックス(利尿作用、便秘の解消)
- 美肌(腸内環境改善)
- アンチエイジング(抗酸化作用)
- リラックス・安眠効果
- 花粉症の改善
- 出産後、母乳の産生増加
非常に多くの効果・効能があげられますが、これらは各地で古来から伝わるものであり、医学的根拠に基づいた研究はまだこれからとなりそうです。
モリンガ摂取の注意点
モリンガには血圧や血糖値を下げる作用があるので、薬はもちろん、ハーブ・健康食品・サプリメントなどを併用すると、血圧や血糖値が下がりすぎて危険な場合があります。必ず事前に医師に相談が必要です。
また、ビタミンAが非常に豊富なため、粉末であれば小さじ1杯程度で一日の摂取上限となります。
このようなことから、過剰摂取には注意し、一日の摂取量を守りましょう。
モリンガの上手な取り入れかた
モリンガは、多少野草の風味がありますが、それほど苦味もなく、取り入れやすいスーパーフードと言えます。
お茶は煮出す手間がありますが、モリンガそのものの風味が味わえます。
他のスーパーフードと組み合わせたり、スムージーや料理に入れてもあまり味を壊さないので、毎日の食事に取り入れるには粉末タイプもおすすめですよ。
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