2024年07月17日

“サーキュラーエコノミーを目指す”をコンセプトに、現代女性の心に寄り添い、心地良さを徹底的に追求したスキンケア発想のシルクランジェリーブランド「NEYI(ネイ)」

日本で大学卒業後に一度就職をするも、ファッションへの思いから繊維業界へ就職し、その後ロンドンのビジネススクールへ進学しながら「NEYI」を立ち上げたリリーさん。

女性として、母として、ファッション業界を見てきた者として、、、さまざまな視点があったからこそ生まれた「NEYI」のストーリーを伺いました。

※この記事は後編です。前編はこちらから▼

Lilyさんから、逆質問

NEYIのスキンケアランジェリー、実際に使っていただいていかがでですか?

いいですね!
お客様とお話する時に「履きました?」って聞くと「今生理なので終わってから」と話す方が多いのですが、実は生理の時にこそ使って欲しいと思っています。

わかります。そしてNEYIのランジェリーはシルクの2枚重ねなので、やっぱりあったかいんですよね。股上も深めだからお腹もそこそこ包めますし。

経血も洗うとしっかり落ちるので、むしろ少し辛い時こそ、たくさん履いていただきたいです。

“NEYI”に込めた想い

このブランドは私がイギリスにいた時に立ち上げたのですが、その時は日本語の”肌着”をそのままアルファベットにした「HADAGI」にしようかと思っていたんです。やっぱり肌を大切にしたいという想いで作ったブランドだから。

ただ英語で発音した時の響きが良くないということで、私のもう一つのルーツ・中国の言葉で”下着”を意味する発音を、そのままアルファベットにしました。(中国語では下着のことを”内衣”と書いて”ネイ”と発音します)

子供の頃に父の仕事の都合で来日し、そこから日本の大学に進学してそのまま2年ほどは一般企業でお仕事をしていました。もともとファッションは好きで想いはあったものの、行動には移していませんでした。

ただ母親が交通事故で亡くなったのをきっかけに「明日は何があるかがわからない。自分が本当にしたいことをしよう」と考えるようになり、会社を辞めて文化(服装学院)に入学し直しファッションの道に進みました。

学校卒業後は日中で繊維関係のお仕事をしていたのですが、学生時代に留学していたイギリスとの縁から再びイギリスに渡りMBAを取得し、2020年にNEYIの前身となるプロジェクトをスタートし、3年の歳月をかけてブランドをローンチをして今に至ります。

自分に戻る時間を、身も心もとろけるランジェリーで

とにかく気持ちの良い生地。糸が肌に触れない様に生地が二重になっているのも心強いです

もちろん全ての女性に贈りたいと考えています。

ただ商品開発においては、ちょうど子供が小学生に上がるくらいの年代のママさんをイメージしていました。

幼児期って、お母さんとして1番大変な時期だと思うんですよね。もちろん小学校には小学校なりの、中学校なら中学校なりの、それぞれの大変なこともあります。

振り返ると幼少期が一番可愛いと思うんですけど、「自分の時間」という軸で考えた時、お母さんに少しずつ”自分に戻る時間”が増えてくるのがちょうどこの時期かなと思います。

子供中心の世界から少しずつこう、落ち着いてくる時間が出てくる時期なので”自分自身のため”の選択肢の一つとなればと思っています。

育児の最初の大変な時期を乗り越えたお母さんの選択肢は”ノンワイヤーの楽な下着”だけではないんです。

若い頃はそれこそ時間があるから、好きなファッションも仕事帰りに寄り道をして、かわいい鞄とか靴とかを探して買えますが、年齢が上がり仕事や育児などで忙しくなると自分の時間がなくなってきます。

以前のように目的もなくぷらぷらする時間は無くなって、「買い物」といっても”行く場所と買うものが決まっている=タスクをこなす”みたいになってきてしまう

そんな方に、クリスマスや何か頑張った節目のご褒美にでも、1着買ってぜひ”自分に戻る時間”を過ごしていただきたいなと思います。

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