“サーキュラーエコノミーを目指す”をコンセプトに、現代女性の心に寄り添い、心地良さを徹底的に追求したスキンケア発想のシルクランジェリーブランド「NEYI(ネイ)」
日本で大学卒業後に一度就職をするも、ファッションへの思いから繊維業界へ就職し、その後ロンドンのビジネススクールへ進学しながら「NEYI」を立ち上げたリリーさん。
女性として、母として、ファッション業界を見てきた者として、、、さまざまな視点があったからこそ生まれた「NEYI」のストーリーを伺いました。
※この記事は後編です。前編はこちらから▼
Lilyさんから、逆質問
NEYIのスキンケアランジェリー、実際に使っていただいていかがでですか?
ー ほんっとうに気持ちが良いです。お手洗いって1日の中で何度か行くと思うんですが、とにかくショーツの上げ下げでの摩擦ストレスがゼロ。そのたびに「気持ちいい〜!」ってなっています。笑
「なんでこんなに気持ちいいんだろう」って思っていたのですけど、確かに肌に触れる面がシルクですね。レースや糸に肌が引っかかることがない。色んなこだわりの先にNEYIがあると思うと、一層いとおしくなります。
そして2-3ヶ月使っていますが、手洗いもちゃんと続いています。小さい洗面器でさっと押し洗いとすすぎをして、脱水だけ洗濯機へ。意外と慣れちゃうとどうってことないですね。それよりも着る頻度が高くならないように気を付けるのが大変です。笑
そして、個人的にお気に入りの使い方は“生理の時に着用する”ことです。
いいですね!
お客様とお話する時に「履きました?」って聞くと「今生理なので終わってから」と話す方が多いのですが、実は生理の時にこそ使って欲しいと思っています。
ー 生理の時ってただでさえメンタルが弱めなので、肌、心、色んなストレスをできるだけ減らしたいですよね。なんか辛い時にアロマをたく感覚と似てる気が。
わかります。そしてNEYIのランジェリーはシルクの2枚重ねなので、やっぱりあったかいんですよね。股上も深めだからお腹もそこそこ包めますし。
経血も洗うとしっかり落ちるので、むしろ少し辛い時こそ、たくさん履いていただきたいです。
“NEYI”に込めた想い
ー ブランド名「ネイ」の由来について教えてください。
このブランドは私がイギリスにいた時に立ち上げたのですが、その時は日本語の”肌着”をそのままアルファベットにした「HADAGI」にしようかと思っていたんです。やっぱり肌を大切にしたいという想いで作ったブランドだから。
ただ英語で発音した時の響きが良くないということで、私のもう一つのルーツ・中国の言葉で”下着”を意味する発音を、そのままアルファベットにしました。(中国語では下着のことを”内衣”と書いて”ネイ”と発音します)
ー もともとLilyさんは別のお仕事をされていたとのことですが、どういう経緯でNEYIのローンチに至ったのでしょうか?
子供の頃に父の仕事の都合で来日し、そこから日本の大学に進学してそのまま2年ほどは一般企業でお仕事をしていました。もともとファッションは好きで想いはあったものの、行動には移していませんでした。
ただ母親が交通事故で亡くなったのをきっかけに「明日は何があるかがわからない。自分が本当にしたいことをしよう」と考えるようになり、会社を辞めて文化(服装学院)に入学し直しファッションの道に進みました。
学校卒業後は日中で繊維関係のお仕事をしていたのですが、学生時代に留学していたイギリスとの縁から再びイギリスに渡りMBAを取得し、2020年にNEYIの前身となるプロジェクトをスタートし、3年の歳月をかけてブランドをローンチをして今に至ります。
自分に戻る時間を、身も心もとろけるランジェリーで
ー 何足ものわらじを履かれて忙しい中でもご自身の”想い”に耳を傾けて進み続けたのですね。
ご自身の経験から立ち上げたNEYIのアイテムですが、どんな方に使っていただくことをイメージされていますか?
もちろん全ての女性に贈りたいと考えています。
ただ商品開発においては、ちょうど子供が小学生に上がるくらいの年代のママさんをイメージしていました。
幼児期って、お母さんとして1番大変な時期だと思うんですよね。もちろん小学校には小学校なりの、中学校なら中学校なりの、それぞれの大変なこともあります。
振り返ると幼少期が一番可愛いと思うんですけど、「自分の時間」という軸で考えた時、お母さんに少しずつ”自分に戻る時間”が増えてくるのがちょうどこの時期かなと思います。
子供中心の世界から少しずつこう、落ち着いてくる時間が出てくる時期なので”自分自身のため”の選択肢の一つとなればと思っています。
ー 確かに。まさに私が年長の男児の育児中ですが、少し離れてきたかなという印象はあります。最後に、これからNEYIを知っていただくみなさんへのメッセージはありますか?
育児の最初の大変な時期を乗り越えたお母さんの選択肢は”ノンワイヤーの楽な下着”だけではないんです。
若い頃はそれこそ時間があるから、好きなファッションも仕事帰りに寄り道をして、かわいい鞄とか靴とかを探して買えますが、年齢が上がり仕事や育児などで忙しくなると自分の時間がなくなってきます。
以前のように目的もなくぷらぷらする時間は無くなって、「買い物」といっても”行く場所と買うものが決まっている=タスクをこなす”みたいになってきてしまう。
そんな方に、クリスマスや何か頑張った節目のご褒美にでも、1着買ってぜひ”自分に戻る時間”を過ごしていただきたいなと思います。
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リフェットセレクトの店長をしながらnatohaブランドに携わっています。商品開発からブログ更新、お客さまとのコミュニケーションなど、なんでもやっています。高校時代はスイスで過ごし、大学から東京暮らしに。山や自然をこよなく愛する1児の母。静岡出身、上智大学フランス語学科卒。