ライター / 鍼灸師・CAP(仏エステ国家資格)・CIDESCO(エステSPA国際資格)取得
東洋の医学と西洋の美容を軸に、日本とフランスで鍼灸やエステ、化粧品など様々な分野に従事。
健康・美・多様性をテーマに幅広く活動中。40ヵ国以上訪れた経験あり。
この記事のまとめ
・スプレータイプの日焼け止めは、塗り直しがしやすく髪や全身にも使いやすい
・水に弱く落ちやすいため、プールや海での使用や運動中には注意が必要
・洗顔やクレンジングで落としやすいので、短時間のお出かけや家の中の紫外線対策としてオススメ
季節が変わり、日差しが強くなってくると急に気になりはじめる紫外線。毎日の紫外線対策はしっかり行なっていますか?
紫外線対策の定番といえば日焼け止め。
ただし一言で日焼け止めと言っても、クリームやミルクなど各種メーカーで種類がたくさんあります。最近は、手軽に使えて便利そうなスプレータイプのものをよく見かけますが、本当に日焼け止めとしての効果はあるのでしょうか。
今回は、スプレータイプの日焼け止めの良いところや注意すべきところなどをご紹介します。
CONTENTS
スプレータイプの日焼け止めって使ったことありますか?
普段はどのタイプの日焼け止めを使用していますか?
日焼け止めにはたくさんの種類がありますよね。一般的によく売られているものだと、クリームタイプ、ミルクタイプ、ジェルタイプ、ローションタイプ、パウダータイプ、そしてスプレータイプがあります。
クリームタイプの日焼け止めならおすすめはこちら↓
日焼け止めのタイプ
・クリームタイプ:フェイスクリームに近いテクスチャー
・ミルクタイプ:さらりとしてヨーグルトのようなテクスチャー
・ジェルタイプ:ミルクタイプよりも水分が多い
・ローションタイプ:ジェルよりもさらに水分が多く感じられる
・パウダータイプ:粉おしろいやパウダーファンデとして販売されている
・スプレータイプ:シュッとかけるだけで使える手軽さが話題に
スプレータイプの日焼け止めはここ数年で新しく登場した日焼け止めのひとつで、シュッとかけるだけで使える手軽さが話題になり、各種メーカーから続々と発売されました。
ただ、同じスプレータイプの日焼け止めと言っても、実はスプレーボトルの中の液体は様々で、水分が多めのミルクタイプから、サラサラとしたローションタイプまでバリエーションが豊かです。
紫外線対策に摂り入れたいスプレータイプの日焼け止めのメリット
日焼け止めは塗った後、時間が経つと効果が薄れてしまうということはご存知でしょうか。「SPF50を塗っているから大丈夫」と安心している方は注意が必要です。
SPF値が高いものでもウォータープルーフではない限り汗や皮脂などで落ちやすく、必ず塗り直しが必要になるのですが、メイクの上からだと塗り直しは難しいですよね。そういう時にスプレータイプだと外出先でも塗り直しが出来ます。
スプレータイプの日焼け止めを使うことのメリットについて詳しくみてみましょう。
スプレータイプの日焼け止めを使うメリット
① 塗り直しがしやすい
スプレータイプの日焼け止めを使うことの一番のメリットは塗り直しが手軽にできるところです。
日焼け止めは一般的に塗り直しを推奨されていますが、メイクの上から塗り直すことってあまりないですよね。しかし、スプレータイプの日焼け止めであればメイクの上からサッと気軽につけることができます。
そしてスプレータイプの日焼け止めを塗った後は、メイク直しも兼ねてフェイスパウダーを使用して落ちにくくするとより良いでしょう。
② 髪の毛に使える
さっと髪の毛全体に使えるところもスプレータイプの強みのひとつ。
太陽の光を受けやすく、思った以上に紫外線のダメージを受けやすい髪。お肌と違いクリームやパウダータイプなどの日焼け止めを塗ることができない場所のひとつです。しかし、スプレータイプならシュッとかけるだけで簡単に紫外線対策ができます。
③ 全身に塗りやすい
ボディ用としてもおすすめです。
塗り忘れがちな首や手の甲、また、背中や脚など体の中心から遠くて塗りにくいところはスプレータイプであれば届きやすく塗りやすくなります。
こんな時におすすめ
スプレータイプの日焼け止めは、短時間の外出や自宅で過ごす時などに向いています。
一番おすすめしたいシーンは、短時間の外出。例えば、自宅にいて庭やベランダに少し出るだけ、徒歩圏内の近所でお買い物をするだけ、など外にいる時間が短い場合にはスプレータイプが便利です。
「ほんの10分、少し外に出るだけだから」とついケアせずに出てしまいがちですが、1日10分でも毎日続けて日差しを浴びることで、トータル1時間、2時間と長時間浴びていることになってしまいます。
「少しのお出かけでも紫外線対策をしたいけど、わざわざ塗るのは面倒」といった場合にはスプレータイプが気軽で便利です。
また先ほどご紹介したように、塗り直しに向いているので、真夏に汗や皮脂で流れてしまいがちな時に重ね付けをするのもおすすめです。メイク直しのお供としてカバンに入れておくと安心ですね。
外出中に日焼け止めの塗り直しをする時間が取りづらい時には、ひとまずスプレータイプでつけておくと日焼け止め効果の持続時間が伸ばせます。
こういう時はいまいちかも?
スプレータイプのテクスチャーの特徴として、ベタつかずサラッとしたところが挙げられますが、デメリットは落ちやすいこと。
日焼け止めは、塗ることでお肌の表面を覆うように定着させないと意味がないため、塗ってもすぐ落ちるシーンはおすすめではありません。
スプレータイプの日焼け止めが向かないシーン
プールや海に入る時
スプレータイプの日焼け止めは水で落ちやすいため、プールや海など水に直接入るシーンにはおすすめではありません。
もし、どうしてもスプレータイプを使用したい場合には、ウォータープルーフのように落ちにくいタイプを選ぶようにしましょう。
運動中や汗をかきやすい季節
すぐに塗り直しができないシーンでも気をつける必要があります。
スプレータイプの日焼け止めは汗でも落ちやすいため、運動中や汗をかきやすい時期などにはUV効果が長続きせず、効果を発揮しづらくなります。
こういった時はスプレータイプの日焼け止めをメインとして使うのではなく、別のタイプの日焼け止めをメインとして使用し、スプレータイプはあくまでサブとして使用すると良いでしょう。
化粧室を使えないor時間が取れないなどですぐに塗り直しやメイク直しがしづらい状況でも、スプレータイプを使う際は「落ちてしまわないかどうか」を考えるようにしましょう。
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効果がなくなる!?気をつけたい使い方
スプレータイプの日焼け止めはUV効果の持続時間が短いため、例えば「朝1回だけ日焼け止めを塗る」という日にはあまりおすすめできません。
また、スプレーだけではムラになりやすく使用量が安定しづらいので注意が必要です。日焼け止めを塗った後も汗や皮脂によって効果が落ちてしまうか確認することが難しいため、気付かないうちに日焼け止め効果が落ちてしまっていた、ということになりかねません。
心配な場合は、スプレータイプはあくまで塗り直しや短時間のお出かけ、ボディに使う程度にしておき、シミやそばかすの目立ちやすい顔は避けた方が無難です。
もし、どうしても使いたいという場合には、スプレータイプの日焼け止めだけでお出かけするのではなく、紫外線対策ができるファンデーションやパウダーなどを重ねて使用し、日焼け止め効果が落ちにくいようにすることや、こまめに塗り直しをする必要があります。
スプレータイプが向いている使い方
・短時間のお出かけ
・家の中での紫外線対策
・ボディの届きにくいところに使う
スプレータイプは洗顔やクレンジングで落としやすい
スプレータイプの日焼け止めは汗や水に弱く落ちやすいというデメリットがありますが、そのデメリットは洗顔やクレンジングなどで落としやすいというメリットにもつながります。
落ちにくい日焼け止めは、洗顔やクレンジングでしっかり洗い落とす必要がありますが、ゴシゴシと洗うとお肌に負担がかかりやすくなります。せっかくお肌を紫外線から守るためにつけた日焼け止めが落ち切らず肌荒れの原因になってしまうのは本末転倒ですね。
スプレータイプの日焼け止めは、お肌が敏感に傾いていて負担をかけたくない時や、すぐに洗い流したい時など軽く使用したい時におすすめです。その時々のシーンに応じて使うことができれば便利ですよね。
スプレータイプを使ってみたいけど、どう選んで良いかわからない場合には、SPF値やウォータープルーフタイプなど、使うシーンに応じてバランスよく選んで試してみるのも良いでしょう。
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まとめ
新たに浸透し始めているスプレータイプの日焼け止めですが、まだ使ったことがなくて不安に思っている方も多いかと思います。
うまく使えなくてうっかり日焼けをしてしまうことのないよう、使う場面に応じて選ぶようにしてください。これまで使っていた日焼け止めと併行して試してみるとチャレンジしやすいですよ。
ライター / 鍼灸師・CAP(仏エステ国家資格)・CIDESCO(エステSPA国際資格)取得
東洋の医学と西洋の美容を軸に、日本とフランスで鍼灸やエステ、化粧品など様々な分野に従事。
健康・美・多様性をテーマに幅広く活動中。40ヵ国以上訪れた経験あり。