みなさんは生活でどんな水を使っていますか?
私の場合、飲み水は浄水orミネラルウォーターでその他は水道水と、暮らしの中での小さなこだわりがありますが、同じく水を使い分けている方は多いのではないでしょうか^^
見た目はまったく同じ無色透明でも、産地や処理の仕方により味や香りに違いがある「水」。
実は硬度や不純物の混ざり具合によって、茶葉の抽出度や味わいが変わると言われています。(黒人参茶を淹れていて「あれ、今日はなんだか味が違うな」と思う時は、水によることが多いです)
ということで、今回は水×黒人参茶で実験です!
水道水、浄水(ブリタ)、ミネラルウォーターの軟水、硬水の4種の水で黒人参茶クレンズを淹れて、お茶の味にどれくらい影響するのか飲み比べをしてみました。
CONTENTS
4種の水で淹れた黒人参茶を飲み比べ
ティーパック1包を入れた保温ポットに、沸騰したての熱湯500mlを注ぎ、10分待ってから試飲を行いました。
飲み比べの比較基準は、黒人参茶クレンズの特徴である「風味」「香り」「色味」を引き立てられているか。
10分蒸らしたものから試飲して、それぞれに星5段階評価をつけていきました。
ミネラルウォーター(軟水)×黒人参茶
ミネラルウォーター(軟水)×黒人参茶
風味:★★★★★
香り:★★★★★
色味:★★★★★
水として飲む時も、最も違和感なく身体に入ってくるミネラルウォーター。(むしろ美味しい!)
ミネラルウォーター(軟水)で淹れた黒人参茶クレンズは、黒人参とウコンと緑茶、それぞれの素材のキレの良い味わいを感じられます!
色味についても、どの水よりも早く黒人参の綺麗な紫色が出てきました。
同じ抽出時間でも味・色ともに濃い黒人参茶になりました。
水道水×黒人参茶
水道水×黒人参茶
風味:★★★
香り:★★★
色味:★★★★
今回使用した水道水は、オフィスビルに浄水システムがある関係で、そのまま飲んでもカルキ臭などがない”飲みやすい水道水”です。(オフィスではいつもこの水で黒人参茶を淹れて飲んでいます!)
軟水のミネラルウォーターと比較すると、風味や香りはいまひとつのため星3つ。
ですが、黒人参の甘みやウコンの香りはしっかりでていたので、普段使いのお茶として楽しむ分にはアリです。
ミネラルウォーター(硬水)×黒人参茶
ミネラルウォーター(硬水)×黒人参茶
風味:★★
香り:★
色味:★★★
硬水の代名詞「コントレックス」。比較しやすくするため、硬度が高いヨーロッパの水の中でも最も高い硬度の水をチョイスしました。
軟水が硬度29mg/Lに対し、硬度約1468mg/Lと、かなりの硬さです。
硬水で淹れてみると…とにかく飲みにくさにびっくり!小さなカップで試飲したのに、全然減りません…
お茶として抽出しても硬水独特の強いミネラル感が残り、黒人参茶の風味が完全に負けていました。
ちなみに、世界緑茶協会によると硬度が高すぎると味は淡白になり水色は無色に近くなるそうですが、色は黒みが強く出ており、青黒い色味となりました。
なお今回の抽出時間は10分なので、15分以上蒸らすと黒人参茶の風味が出せるかもしれません?
濾過水(ブリタ)×黒人参茶
濾過水(ブリタ)×黒人参茶
風味:★★★★
香り:★★★★
色味:★★
最後は、その手軽さと濾過のクオリティにより、今やウォーターサーバー以上の市民権を得ているブリタ。活性炭で不純物を取り除くことでカルキ臭などを感じることない「真水」に近い水にしてくれるポット型浄水器です。
不純物を取り除いたブリタ水で作った黒人参茶は、2番目に風味がよく出ていました。
しかし色味の点では、なぜかブリタ水でいれた黒人参茶だけ赤褐色に近い色味に…
4つ並べてみるとよくわかります。
黒人参の色素は酸に反応して鮮やかな色に変わるので、同じ水道水でもブリタで濾過するとphが変わっているのかも!?と面白い発見もありました。
黒人参茶の風味を一番引き出したのはミネラルウォーター(軟水)
黒人参茶を一番美味しく感じられたのは、そのまま飲んでも一番美味いミネラルウォーターの軟水でした!
一般的に言われている「硬度が低く、不純物が少ない程お茶の味が際立ち、美味しい」ということが黒人参茶にも結びつく結果となりました。
【まとめ】
素材の風味を存分に楽しみたいのであれば、できる限り無味無臭に近い水を選びましょう
ただし今回の結果、軟水派のスタッフ2名で飲み比べたので、バイアスを含んだ5段階評価になったかもしれません…笑
「飲み水は硬水派だよ!」という方、ぜひご感想をお待ちしています!
natohaスタッフ 桐生です。