2021年04月05日   2021年04月07日

寒い冬が終わりに近づき、待ちに待った春が到来!朝晩は冷え込んでも、日中は温かい日差しを感じられてホッとするという方は多いのではないでしょうか。

でも、楽しみなはずの春なのに、なんとなくイライラしたり逆に気分が落ち込んだりして、気持ちの浮き沈みが激しいということはありませんか?そのちょっとした不調を、歴史のある東洋医学で考察、改善してみましょう。

春の不調はなぜ起きる?

それでは、何故温暖で快適なはずの春に不調を感じやすいのでしょうか。その理由はいくつかあります。

1.環境の変化

年度始まりが4月の日本では、入学や卒業、入社や退職を春に伴うことが多く、移動や引っ越しもその前後に起きやすくなっています。

その環境の変化により、緊張が高まり、気分が高揚したり落ち込んだりしやすくなります。その変化に気付くことが難しく、ケアをしづらいため、気付いた時には気分の変化が起きてしまっているので注意が必要です。

2.寒暖差

春は、冬と夏の季節の変わり目で暖気と寒気が入り混じりやすく、短い周期で寒暖差が激しくなる季節です。朝晩と日中の気温差が10度〜15度ということも珍しくありません。1週間での気温の変動も大きくなりやすく体調管理が難しくなります。

その気温差に身体を順応するため、自律神経が乱れやすくなり、怠さを感じやすく、イライラしたり落ち込んだり、気分の浮き沈みが激しくなりやすくなります。

東洋医学で春の不調を乗り越える

東洋医学で春のちょっとした不調をケアしたい!でも、東洋医学っていったい何?実は、今の生活でなじみがないと思われがちな東洋医学は、日本の文化や言葉の中に、自然と溶け込んでいます。

意外に身近な陰陽五行論

明治以降、日本では西洋医学が主流となったため、東洋医学は代替医療として考えられるようになりました。そのため、現在、病院で主に行われている西洋医学と比べると、東洋医学は一般的ではないかもしれません。

馴染みがなくても、例えば、映画の陰陽師は文字通り『陰陽(いんよう)』という東洋医学の思想が取り入れられています。また、『肝心』と言う言葉は、『五行(ごぎょう)』のなかの基本理論である『五臓(肝心脾肺腎)』のなかで最も大切な要素である肝と心が語源になったと考えられています。

※諸説あり、肝腎という説もあり

陰陽五行(いんようごぎょう)とは

万物は『陰陽』に分類され、万物を構成する5つの要素を『五行』と考えて、判断するのが東洋医学の基本です。

陰陽は、相反するもので、天と地、男女、黒と白、寒暖、など2つの物事がバランスを取り合った状態とも言え、絶えずどちらか一方が強くなったり弱くなります。例えば、黒と白では濃淡や色のグラデーションが生まれたり、寒暖では寒くなったり暖かくなることを繰り返すことで季節が巡ります。

また、五行は5つの要素が影響しあってバランスをとっています。例えば、季節の移り変わりは五行のひとつです。春夏(長夏)秋冬という5つの季節の巡りで、気候が変わることで体調は大きく変化します。

陰陽と五行を総合的に考えて身体の不調に合わせて応用していくことで養生を行うことに繋げていきます。

実践編:東洋医学で春の不調をケアする

それでは、実際に春に起きやすい気分の浮き沈みをケアしていきましょう。用意するものは、酸っぱいものと、辛いものです。

五行の『怒と悲』『酸と辛』の関係 

季節に応じた五行のバランスを整えることで春の季節特有のイライラや気分の落ち込みをケアすることができます。

春は『怒』という要素が際立ちやすくイライラしやすい季節ですが、その場合には『酸』の要素を取り入れます。また、そのバランスがうまく保てなかったり、いきすぎたりすると、相反する要素である『悲』に傾いてしまい、気分が落ち込みやすくなるため、『辛』を取り入れてバランスを取ります。

気分が高ぶりがちな場合(怒)には酸っぱいものを 

春に暖かくなってきて理由もないのに、イライラしてしまう時には、酸っぱいものを食べて落ち着かせます。酸っぱいものは、酢の物や柑橘系など身近な食材で多く見つかります。

酸っぱいものの一例

  • 梅干し
  • 漬物
  • ピクルス
  • レモンなどの柑橘系果物

気分が沈みがちな場合(悲)には辛いものを

楽しいはずなのに、なんとなくやる気が出ないという時には、スパイシーなものを食べて気持ちを高めます。辛いものといえば唐辛子が一般的ですが、食材よりも料理で多く見られます。

辛いものの一例

  • カレー
  • キムチ
  • 麻婆豆腐

東洋医学というと敷居が高く感じられるかもしれませんが、実は身近なところで取り入れることができます。春の気分の浮き沈みは、食べ物の味でケアしてみてはいかがでしょうか。

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