「バオバブオイルは美容に効果がある?」
「バオバブオイルはどこに塗るといい?」
この記事では、バオバブオイルの効能や使い方についてまとめました。スキンケアやボディケアにバオバブオイルを取り入れたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
バオバブオイルとは?
バオバブオイルは美容や健康に関連するアイテムに含まれており、肌のケアや老化に対して、一定の効果が期待されます。
バオバブオイルの原材料や特徴について、確認していきましょう。
「生命の木」バオバブから得られるオイル
バオバブとは、サバンナ地帯に多く群生する樹木です。乾燥地帯でも樹木内に蓄えた水分によって数千年単位で生きることができると言われており、生命の木と呼ばれています。
果肉や種子から抽出されるオイルは食用や医療用に使われており、樹皮も解熱剤やロープの材料に用いられるなど、余すところなく使われています。
一般的に化粧品などに表記されている”バオバブオイル”の原材料は、種子から抽出されるオイルです。樹木の”命の源”である種子に含まれるオイルには、健康や美容面での効果が期待されています。
バオバブオイルの特徴
バオバブオイルの主な特徴は、
- 抗酸化作用によるエイジング効果
- 主成分全体による美容効果
- 全身に使うことができる汎用性
の3点があり、そのため美容オイルなどとして用いられる事が多いです。
参照:化粧品成分オンライン
1.エイジング効果
スーパーフルーツとも呼ばれているバオバブの実には、抗酸化作用を持つ天然のビタミンE(トコフェロール)やビタミンC、パルミチン酸(油分)が多く含まれています。
抗酸化作用の働きとしては、
- 脂質の酸化の防止
- 動脈硬化
- 血栓の予防
- 血圧の低下
- 悪玉コレステロールの減少
- 細胞膜の健全化
など、主に加齢で発生する確率が高まる症状に対して効果があるとされています。
そのため、バオバブオイルにはエイジング効果が期待できます。
参照:化粧品成分オンライン(オレイン酸) 、化粧品成分オンライン(トコフェロール)、厚生労働省eJIM(ビタミンE)
2.美容効果
バオバブオイルの主成分の多くは、あらゆる化粧品に使用されているビタミンEやビタミンCなどの栄養分が豊富に含まれていることから、美容に対する効果が期待できます。
エイジング効果に加えて、メラミンの生成を抑える抗炎症作用や、植物性の保湿成分も含まれているため、お肌全体への美容効果が高いとされています。
3.全身に使える
バオバブオイルの安全性については、皮膚に対する刺激やアレルギー性の作用はほとんどないと言われています。
そのため、肌以外にも頭皮や髪の毛など、身体全体に使える汎用性の高いオイルです。
バオバブオイルの効能と美容効果
バオバブオイルはさまざまな主成分によって、肌につけたときや特定の成分と混ぜたときに効果を発揮します。
バオバブオイルの主成分が持つ効能と、期待される美容効果をご紹介していきます。
バオバブオイルの効能について
バオバブオイルの主な効能は、以下のとおりです。
- 抗酸化力作用:天然のビタミンEやビタミンC、パルミチン酸の作用から、脂質の酸化防止などの効果がある。
- エイジング効果:ビタミンCやポリフェノール成分によって、メラミンの生成を抑えることから、しみやしわ、ソバカスなどを防ぐ効果が高い。
- 抗炎症作用:植物性のリノール酸(油分)が皮膚のバリア機能を高める。さらに、パルミチン酸の効果により、炎症やメラニン形成などの皮膚トラブルを防ぎ、肌の再生や修復をサポートする。
- 保湿効果・エモリエント効果:リノール酸やオレイン酸などの油分によって肌へのなじみもよく、天然のビタミンEやビタミンCにより高い保湿性がある。
オイルをそのまま塗るだけでなく、シャンプーなどと混ぜて使用しても効果が期待できます。
バオバブの美容効果は?
バオバブオイルを塗ったときに期待される主な美容効果は、
- 保湿
- エイジングケア*
- ターンオーバーの正常化
の3点があります。
いずれも美容において重要な要素であり、複数の効果が発揮される点はバオバブオイルの魅力です。
*エイジングケア=肌年齢に合ったケアをすること
1.肌の乾燥に対する保湿効果
バオバブオイルに含まれるリノール酸、オレイン酸といった植物性の油分は皮膚への親和性が高いことから、美容成分が肌に密着し、肌なじみがよい成分です。
オイルを塗ったときに成分が肌に密着し、水分の蒸発を抑えられます。
そのため、肌が乾燥しにくい状態になることから、高い保湿効果が期待できます。
2.抗酸化作用によるエイジングケア
トコフェロールやパルミチン酸などの抗酸化作用は、細胞を傷つけて肌の老化を引き起こす過酸化脂質を防ぐ効果があるため、美容効果が期待できる成分です。
さらに、しみやしわ、ソバカスなどお肌が老化して見える要因となるものも、ビタミンCやポリフェノールを含むことから、エイジング効果も期待できますね。
3.ターンオーバーの正常化を促す
ターンオーバーは、古い皮膚が剥がれて新しい皮膚になるサイクルを示す単語です。
皮膚や心身に不調がある場合、ターンオーバーのサイクルが乱れて、
- 新しい皮膚ができているのに、古い皮膚がなかなか剝がれない
- 新しい皮膚が完全にできる前に古い皮膚が剥がれる
といった状態になり、肌の調子が悪くなってしまいます。
バオバブオイルには皮膚を保護するリノール酸やビタミンCなどの成分が持つ保湿力やエモリエント効果*により、肌の乾燥を防ぐことから、お肌の調子を整えられます。
*エモリエント効果=肌の水分の蒸発を防いでうるおいを保ち、肌を柔らかくする皮膚作用
バオバブオイルの使い方
バオバブオイルは身体全体に塗っても問題ないため、さまざまな使い方ができます。
それぞれの使い方における使用法や注意点をチェックしていきましょう。
フェイスケアにおける使用法
バオバブオイルの使用方法として代表的なのは、洗顔後のスキンケアとしてです。
乳液の代わりに使われる美容オイル、スキンケアオイルとして、複数の主成分が役立ちます。
①ブースターとしてスキンケアの前に
バオバブオイルは、洗顔した直後につけるブースターとして有用です。
エモリエント効果で皮膚親和性が高い状態になると、ほかの化粧水や美容液などの有効成分も浸透しやすくなります。
②美容液としてスキンケアの最後に
バオバブオイル自体にも保湿効果があるため、ほかのブースターを使った後に美容液として塗るのも有効です。
複数のスキンケア商品と組み合わせて使えるので、スキンケアに物足りなさを感じた際にお手持ちのスキンケアステップの間に組み込んでみてはいかがでしょうか。
ボディケアにおける使用法
バオバブオイルの主成分が持つ効能は、お顔以外にも有効であるため、ボディケアとしても使用できます。
さらりとした質感で、全身に塗ってもべたつきません。
①ボディスクラブに混ぜて使う
ボディケアの場合は、余分な角質や汚れを取り除くボディスクラブに混ぜて使用することも可能です。
ボディスクラブはターンオーバーを促す効果が期待できるため、バオバブオイルと一緒に使用することで、より肌を正常な状態に保つことができます。
②お風呂上がりの保湿に使う
お風呂上がりに、皮膚全体の保湿オイルとして使用するのもおすすめです。
顔にも身体にも使えるので、ボディ用フェイス用、、、とあれこれ揃えるのが面倒な方は1本持っておくと便利ですよ。
ヘアケアにおける使用法
ヘアケアにおける頭皮の保湿としてもバオバブオイルはお使いいただけます。
頭皮の乾燥や肌荒れが気になる人は、頭皮用のオイルとしても使用を検討してみましょう。
①頭皮のマッサージに使う
頭皮マッサージ用のオイルとして使用した場合、バオバブオイルの有効成分で頭皮の保湿もあわせて期待できます。
頭皮も酸化すると臭いや薄毛の原因になるため、抗酸化作用がある点でも嬉しいですね。
頭皮マッサージに使う場合は、髪と頭皮を濡らした状態で行い、マッサージ後はシャンプーとコンディショナーをしましょう。
②シャンプーに混ぜて使う
バオバブオイルをシャンプーに混ぜて使用した場合、洗浄力の向上や乳化が期待できます。
通常よりも皮脂汚れが落ちやすく、洗った後の頭皮ケアがより効果的になります。
③スタイリングオイルとして使う
髪の毛が乾いた後、スタイリング前に塗るヘアオイルとしてもバオバブオイルは使用できます。
ウェットな質感が残りますが、頭皮に塗ってもべたつきは少ないため、すっきりとした仕上がりになります。
バオバブオイルとアルガンオイルの違いとは?
バオバブオイルは、同じ植物油であるアルガンオイルと比較される場合があります。
バオバブオイルとアルガンオイルの違いについて、確認していきましょう。
成分の違い
バオバブオイルとアルガンオイルの主成分は、以下のとおりです。
バオバブオイル | アルガンオイル | |
パルミチン酸 | ○ | ○ |
ステアリン酸 | ○ | ○ |
オレイン酸 | ○ | ○ |
リノール酸 | ○ | ○ |
リノレン酸 | ○ | – |
トコフェロール | ○ | ○ |
主成分の5つは被っていますが、アルガンオイルにはリレノン酸が含まれていません。
商品にもよりますが、バオバブオイルはアルガンオイルに比べて、抗酸化作用が高いとされています。
どちらも植物由来の成分からのビタミンEなどの美容効果はたっぷりですが、アルガンオイルはナッツアレルギーの方には注意が必要です。
テクスチャーの違い
バオバブオイルとアルガンオイルは両方とも植物性のオイルですが、肌に乗せたときの質感であるテクスチャーに違いがあります。
基本的にバオバブオイルの方がアルガンオイルよりもさらりとした質感です。
そのため、塗った後に軽いテクスチャーの方がお好みの方には、バオバブオイルがおすすめです。
おすすめのバオバブオイル商品
バオバブオイル商品は、さまざまなメーカーが販売しており、原材料の仕入れ元や配合成分などが異なっています。
中でもおすすめの商品は、「Mont Saint Michel (モンサンミッシェル)バオバブシードオイル」がおすすめです。
単一オイルのため余計な成分が入っておらず、オーガニック認証もとっているため、バオバブオイル本来の効能を体感できます。
まとめ
バオバブオイルの効能や使い方についてまとめると、以下のようになります。
- バオバブオイルには天然の植物性ビタミンE(トコフェロール)やビタミンC、パルミチン酸による抗酸化作用があり、エイジング効果が期待できる
- 植物性の油分であるリノール酸によるエモリエント効果により、肌に成分が密着してくれる
- 美容効果としては、保湿効果やエイジングケア、ターンオーバーの正常化が期待できる
- 全身のケアに使える成分であり、導入剤や保湿美容液などさまざまな使い方がある
- アルガンオイルと比較すると抗菌作用が高い傾向あり。ナッツアレルギーの方はバオバブオイルの方が安心
全身のお肌の保湿や、エイジングケアにも使えるので、1つの商品だけでもさまざまな場面で活用できます。
導入剤や美容液、保湿剤でいい商品が見つからないという方は、ぜひ試してみてくださいね。
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