2019年07月25日   2022年12月05日

うだるような暑さが続くと、ついつい冷たい飲み物やアイス、そうめんなどを口にしてしまいがちですよね。でも、そんな毎日を続けていると気温の高さとは裏腹に、体の内側が「内臓冷え」で冷えきってしまっているかもしれません。

内臓冷えを放置していると、食欲不振や自律神経の乱れ、婦人科系のトラブルの原因になることも…。インナービューティには大敵ですよね。暑い夏こそ内臓冷えに気をつけなければいけません。

今回は夏に多い内臓冷えを改善するための方法をご紹介します。内側から温めて、夏の内臓冷えを防ぎましょう!

酷暑だからこそ気をつけたい内臓冷えって?

内臓冷えというのは、内臓の体温が通常より下がっている状態のことです。手足は温かいので気づきにくいことも多いですが、体の深部体温が低下しています。

内臓冷えは自律神経が乱れていることが多く、生活リズムの乱れや不規則な食生活、ストレスなどが関係します。

冷たいものの摂りすぎや気温の高い屋外とエアコンのきいた屋内を行ったり来たりすることで自律神経が乱れるので、酷暑のときこそ内臓冷えのリスクは高くなり、意識的なインナーケアの必要性が上がります。

内臓冷えを放置すると危険?!

胃腸、膀胱、子宮などが冷えると、胃腸炎や膀胱炎、月経不順や月経痛の原因にもなるので、内臓冷えを甘くみていると怖い将来が待っていることも。

特に女性は体脂肪が多くて熱を産生しにくいので冷えやすい性質があります。婦人科系疾患にも関わるので、冷えは女性の大敵なんです。

自律神経が乱れることで睡眠不足や食欲低下などの症状となって現れ、次第に悪化していく恐れがあるので早めに対処することが大切です。

温活ケアで内臓冷えを内側から改善!

内臓冷えを改善するには、内側からのケアが欠かせません。とはいっても、暑い時期に鍋物のような温かい食べ物を食べるのは難しいですよね。そこで夏場でも無理なくできる温活ケアをご紹介します。

冷たい飲み物は常温以上の飲み物にチェンジしよう

夏は冷たい麦茶や炭酸水、ジュースにスムージーなどについつい手が伸びがちですが、冷たい飲み物はてきめんに胃腸を冷やしてしまいます。

暑くて温かい飲み物を飲む気にならないならば、まずは常温で飲むようにするだけでも十分です。もし、冷たい食べ物を食べる時やエアコンで冷えきってしまった時には温かいしょうが紅茶を飲むのもおすすめです。

夏バテを防ぐ陰性食品はバランスを考えて取り入れて

東洋医学の考えである「陰陽論」に基づいて考えると食品は「陰性」と「陽性」に分けることができます。この考え方はマクロビオティックにも応用されています。

夏が旬の野菜は体を冷やす性質がある「陰性食品」が多く、適度に取り入れれば体の熱を冷ましてくれます。例えば、きゅうり、トマト、レタスなどは陰性食品で体の熱をとってくれるので夏バテ対策にもぴったりです。

でも、実は摂りすぎにより夏バテを悪化させることもあるのでバランスが大事!

温活には陰陽のバランスよく偏らないように摂ることがポイント。陰性食品と一緒に陽性食品である肉類や根菜類、チーズ、黒豆などを摂ると良いでしょう。さらに味噌や生姜、薬味、スパイスなどを活用すると陰陽のバランスがよくなります。

内側からのケアで内臓冷えを撃退しよう!

夏冷えの原因の一つ、内臓冷えを防ぐには、日々の積み重ねが大切。今回は食生活だけに注目しましたが、衣類の調整、ストレスケアなども内臓冷えの対策として一緒に取り入れると効果的です。内臓冷えは万病のもと。インナービューティを目指すには、早めに対処して冷えを悪化させないようにしたいですね。

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