こんにちは。リフェットセレクトの上田です。
突然ですがリフェットセレクトでは「natoha 黒人参茶[クレンズ]」、「natoha ゴールデンラテ」、「SAKEKING」と、ターメリック(=秋ウコン)を使った商品を扱っています。
欧米では2015年頃から、そして日本では2017年頃から大流行の渦の中にいる「ターメリック」。アメリカのグーグルではなんと「ターメリック」というキーワードの検索数がここ5年で300%にまで上昇したそう。
日本では「カレーに入れるスパイス」としての認識から少し変わり、最近ではターメリックドリンク「ゴールデンミルク」を筆頭に、モデルや美意識の高い方の間で注目され始めていますね。
そんな「ミラクルスパイス」と呼ばれるターメリックの効果効能、1日の摂取量、そして毎日ターメリックを摂取した私なりの感想などを紹介していきます。
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ターメリックとは?
ショウガ科ウコン属の多年草で、原産はインドです。原産のインドでは紀元前1000年くらいから栽培されてきた(!)そうで、その後中国を経由して琉球王国に伝わり、本州へも伝わっていったと言われています。*1
ウコンとターメリックって何が違うの?
ターメリックはウコンの中の「秋ウコン」という品種のことです。(ウコンは50種類ほどあります)学名は「Curcuma Longa」と言い、日本では二日酔いに効くとされているのが秋ウコン、すなわちターメリックです。
世界でのターメリックの人気
ここ近年では欧米の健康意識の高い方を中心に、ターメリックの健康効果が注目されていますが、スパイスの国・インドや中国、日本(沖縄)では古くから貴重な植物として利用されてきました。
インド、スリランカでのターメリック
インド、スリランカ発祥の伝統的医学「アーユルヴェーダ」では3,000年以上も前から「食べる薬」として愛されてきています。抗炎症、鎮痛、殺菌、デトックスなどの効果があるとされています。
また古代から神聖な植物とされており「ターメリックには邪悪なものを近づけない力が秘められている」とされ、儀式などに用いられてきました。
中国でのターメリック
中医学漢方では、ウコンの根茎と塊根で呼び名を変え、根茎は「姜黄」、塊根は「黄絲郁金」と呼ばれています。破血行気(血や気の流れをよくする)、通経止痛(月経(痛)調整)などの効果があるとされています。
日本(沖縄)でのターメリック
沖縄のイメージが強いターメリック(秋ウコン)ですが、中国から渡ってきたターメリックは琉球王朝時代には、王朝の専売薬草として厳しく管理されており、民間の間では他に入らない貴重な植物とされていました。*1
現代では、根の部分をスライス、乾燥させたあとに煎じて飲むことが一般的ですが、沖縄ではターメリック(秋ウコン)の他にも春ウコンや紫ウコンなどの栽培も盛んなため、自分の体調にあったウコンを飲む方も多いです。
長寿の県ならでは、といった飲み方ですね。
ターメリックの栄養成分
「ターメリックは体に良い」といえど、実際どののように体に良いのでしょうか。まずはどんな栄養成分を含んでいるのか、見ていきましょう。
クルクミン
言わずもしれたターメリックの主要成分とも言えるクルクミン。その他の黄色色素(クルクミノイド類)と合わせてターメリックの3〜6%を構成します。ちなみにクルクミンはポリフェノールの一種で、その鮮やかな黄色から染料としても使われています。
精油成分(ターメロン、セスキテルペン類)
クルクミンと同じく全体の3〜5%を構成するのが香り成分。ターメリックは様々なウコンの中でも精油成分の含有量は低いです。(春ウコンがウコンの中でも精油成分を豊富に含むウコンとされています)
その他、デンプン、カリウム、ビタミンC、カロテンなどの栄養成分を含んでいます。
ターメリックの効果効能
日本では「ターメリック=カレーorお酒」のイメージが強いですが、近年の研究では様々な効果効能があるとされ「ミラクルスパイス」とまで呼ばれているターメリック。
その代表的な効果をご紹介します。
抗炎症作用
特にアメリカを中心に「ターメリック=抗炎症」として広く知られています。「炎症」というと日本では「赤み」と軽く捉えられがちですが、長期にわたる慢性的な炎症は現代病(心臓疾患、ガン、メタボリックシンドローム、アルツハイマーなど)につながると言われており、それを抑えてくれる力がターメリックに含まれるクルクミンにあるとされ、近年ではさらに研究が進んでいます。
抗酸化作用
アンチエイジングに力を入れている人は一度は聞いたことのある「抗酸化作用」。活性酸素は体内でウイルスや細菌を攻撃してくれる良いものですが、増えすぎると体内の細胞を傷つけたりさびつかせたりし、病気やシワ・シミといった老化にもつながります。
ターメリックに含まれるクルクミンは、その活性酸素の中でも悪さをするフリーラジカルを中和しながら、体内の抗酸化作用も高めてくれるという、ダブルで私たちを守ってくれます。
脳の活性化
近年の研究では、私たちの脳内で機能しているBDNF(脳由来神経栄養因子)というタンパク質の減少が、うつ病やアルツハイマーにつながるとされています。
ラットでの実験ですが、ターメリックに含まれるクルクミンが脳内のBDNF(脳由来神経栄養因子)のレベルを増加させるというレポートがあります。
鎮痛作用
生理痛や頭痛の時に多くの人が使う鎮痛成分「イブプロフェン」とも同じくらいの効力を発揮したという研究結果もあるほどで、天然の痛み止めとしても活躍してくれます。
胆汁の分泌促進=老廃物排出(デトックス)、肝機能を高める
秋ウコン(ターメリック)=肝臓のイメージですが、実はターメリックは胆汁の分泌を促進する効果があり、それにより肝臓の働きが助長され、アルコールの分解や解毒作用が高まるのです。
肝臓は老廃物の排出を促す器官でもあることから、便秘やダイエット中の方は効果を感じる方が多いようです。
上記のさまざまな効能により期待できる効果をまとめると、以下の効果が期待できます。
- ムクミ撃退
- 吹き出物改善
- 運動後の筋肉痛
- 食欲増進
- 血流促進
- 免疫力アップ
ターメリック (秋ウコン)を日常に
ターメリックを1日に摂取していい量は?
注意しておきたいのが「摂れば摂るほどよい」ものではないということ。体への影響が大きいという意味は、副作用も高い場合があります。
ターメリックも同じく、健康な人で1日3gまで、妊娠中や胆道閉鎖症の人は摂取自体を控え、肝臓や胆のうに疾患がある人や降圧薬を服用中の人は医師に相談の上摂取することをおすすめします。
毎日何かしらターメリックを摂ってる私の実感
ターメリックが”ミラクルスパイス”と呼ばれることには納得いただけましたか?研究が進むにつれ、新たな効果効能が出てくる可能性も楽しみですね!
ちなみに、毎日ゴールデンラテや黒人参茶、SAKEKINGなどからターメリックを摂取している私ですが、この記事を書くにあたり思い返したところ、
「そういえばここ数年風邪ひいてないかも」
「そういえばなんか疲れにくいかも」
「そういえばなんかお腹の調子が良いかも」
といった「そういえば●●恩恵」を受けていることに気がつきました。笑
これをきっかけに、毎日の生活の中で”楽しみながらターメリックを取り入れていただければ幸いです!
リフェットセレクトの店長をしながらnatohaブランドに携わっています。商品開発からブログ更新、お客さまとのコミュニケーションなど、なんでもやっています。高校時代はスイスで過ごし、大学から東京暮らしに。山や自然をこよなく愛する1児の母。静岡出身、上智大学フランス語学科卒。
One thought on “ターメリックの効能とは?デトックス効果で脳やお肌にもよし!摂取量も解説”