こんにちは、リフェットの上田です。
日本中が待ちわびていた「natoha 日本ミツバチのはちみつ」がついに本日入荷しました!2023年秋採蜜分です。
日本ミツバチは一年を通して様々な花から蜜を集めるため、そのはちみつは「百花蜜」と呼ばれています。(一部西洋ミツバチの蜜も百花蜜と呼ばれることもあります)
日本の四季折々に咲く花。
その恵みを集める日本ミツバチ。
初めてこの名前を知った時、四季のあるこの国らしい表現で素敵だなと感じました。
そして一年を通して様々な花から蜜を集めるため、同じ「百花蜜」でも、採蜜時期や土地の違いが味や香りに表れるのも、日本ミツバチのはちみつの特徴です。
ということで、前回入荷分のはちみつと「味わい比べ」をしてみました。
CONTENTS
日本ミツバチのはちみつとは?
日本古来の在来種で、もともとは山野などの大木の洞などに巣を作り暮らしてきた日本ミツバチ。
明治頃からはより効率的にはちみつを採取できる西洋ミツバチの養蜂が盛んになりましたが、様々な花の蜜を集める日本古来の日本ミツバチのはちみつは非常に風味が豊かです。
ただし西洋ミツバチに比べ、そもそもの群れの数が少なく、繊細で、1匹あたりの採蜜量も少ないことから、希少な蜜とされ、日本国内での流通量は全体の0.1%とも言われるほど。
natohaのはちみつは、南足柄の耕作放棄地を活用して養蜂をしている、高野さんという養蜂家さんによって採蜜された日本ミツバチのはちみつです。
▶︎養蜂家・高野さんのコメントはこちら
決して同じものが存在しない「自然の味わい」
日本ミツバチは自然豊かな環境で巣を作りますが、それでもその土地土地の水や空気が違う様に、集めた蜜の味は毎回変わります。
どうしても普段”製品”を手にすることが多い私たちは、画一的な事や物に安心感を覚えますが、決して同じものが存在しないのが”自然”。
特に日本ミツバチの蜂蜜は季節や土地によっての味わいの違いがあるので、大地の揺らぎや移り変わりを楽しむつもりで、口にしてみてください。
いざ、日本ミツバチのはちみつの食べ比べ!
今回は同じnatohaの「日本ミツバチのはちみつ」の採蜜時期が異なるものを食べ比べしてみました。
「今年の夏は非常に暑かったので、その影響が蜜に出ているかもしれない」と高野さんからいただいたコメントをもとに、いざ試食です。
見た目の違い
まずは見た目から比べてみます。
左側の2023年春に採蜜したもの(ゴメンナサイ、すでに売り切れです)の方が少し色味が濃く、気温の低下により固まっているのがみられます。
いずれにせよ、どちらも非常に良い色味ですね。
ちなみにnatohaのはちみつ(足柄産)は半年〜1年ほど巣箱で熟成されて出荷されていますが、瓶の中でも熟成が進むので、時間を置けばおくほど黒っぽい色になっていきますよ。
香りの違い
2023年春が黒糖のような熟成した甘さに対して、今回入荷分(2023年秋)はフレッシュでお花のような香りでした。
▼前回分に比べた香りの感想
「お花みたいな良い香り!」(上田)
「個人的には今回分(2023年秋)の方が好みです」(桐生)
味わいの違い
香りに続いて味もかなり違い、正直私たちもびっくりしました!
前回分(2023年春)がこっくりとした甘味に対し、今回分(2023年秋)がフルーティーな味わいでした。ただどちらも日本ミツバチのはちみつ。決してしつこい甘さではなく、スっと消える心地よい甘みです。
▼前回分に比べた味わいの感想
「甘味の中にほのかな酸味があって美味しい〜」(上田)
「フルーティーな感じですね!」(桐生)
まとめ
「猛暑の影響でドロっとしてるかな?」
「熟成が急速に進んで少し酸味感があるのかな?」
といった私たちの予想を完全に良い形で裏切る味わいでした。
2023年秋採蜜分の蜂蜜は、香り味わい共に、非常に華やかでフルーティー
そのまま食べても美味しいですし、パンやヨーグルトにかけてももちろん合いそうですよ!(桐生はグレープフルーツに合わせるそうです)
ぜひこれをきっかけに日本ミツバチはちみつ沼にハマってみてはいかがでしょうか??
リフェットセレクトの店長をしながらnatohaブランドに携わっています。商品開発からブログ更新、お客さまとのコミュニケーションなど、なんでもやっています。高校時代はスイスで過ごし、大学から東京暮らしに。山や自然をこよなく愛する1児の母。静岡出身、上智大学フランス語学科卒。