2025年03月07日   2025年04月09日

こんにちは、リフェットセレクトの上田です。

突然ですが”オーランチオキトリウム”って聞いたことがありますか?

「natoha ウルモリフト」は、オーランチオキトリウムという微細藻類をキー成分としたフードサプリメント。

私たちはなぜこの聞いたことのない成分を主成分としてサプリメントを作ったのでしょうか?

「奇数脂肪酸」と言うキーワードから辿り着いたのが「オーランチオキトリウム」という微細藻類。

オーランチオキトリウムの組成(=含まれる成分)である「ペンタデカン酸」研究の第一人者・元筑波大学教授の彼谷先生によるお話の後編です。

オーランチオキトリウムとは何?」
「どんな効果が期待できるの?

彼谷先生のお話を通して、少しでもオーランチオキトリウムについて知っていただく機会となれば幸いです。

オーランチオキトリウムは”DHA・EPAの起源”

(彼谷)まずオーランチオキトリウムの前に「微細藻類」って聞いたことないですよね?

微細藻類とは、数十億年前に生まれた藻類が地球上に出現して、そこから進化して生まれた微生物のひとつのことです。
分裂により増殖する微細生物で光合成がいらないことが特徴のひとつです。

近年では、バイオ燃料や機能性食品、医薬品など色々な用途での活用が期待されている単細胞生物です。

オーランチオキトリウムを動物性のプランクトンが食べて、それをイワシなどの小魚が食べる、その小魚をカツオやマグロが食べ、ヒトがそれを食べて…という流れでヒトの身体に奇数脂肪酸やDHA、EPAなどが届けられるのです。

ー よくサバなどの青魚にDHAが多いと言われていますが、青魚自身がDHAを作っているのではないのですか?

(彼谷)実は、魚もヒトと同じようにDHAやEPAを体内で生成することはできません。微細藻類が生成したDHAやEPAを食べることで体内に取り込んでいるのです。

(彼谷)そうです。

オーランチオキトリウムは世界中の海やマングローブ林などの汽水域に生息していて、
「海産DHA・EPAの起源」
「食物連鎖の原点」
などと言われている微細藻類なんです。

魚はオーランチオキトリウムのような微細藻類(またはそれを食べたプランクトンなど)を食べて、DHAやEPAを体内に取り込んでいます。
とはいえ、私たちが魚を食べて得られる量はごくわずかで、養殖魚ともなると(エサが限られることで)さらに少なくなるでしょう。

(彼谷)オーランチオキトリウムに含まれる油分のことを”オーラン油”と言います。
オーラン油は、DHAなどの不飽和脂肪酸やカロテノイド、ペンタデカン酸などで組成されています。

オーランチオキトリウムは世界中の海に生息していて、生息地によって栄養素が大きく異なります。

様々な場所のオーランチオキトリウムからオーラン油を採集して調べたところ、石垣島のオーランチオキトリウムから抽出した油(オーラン油)が素晴らしい組成であるとわかり、石垣島のオーランチオキトリウムを”親株”として陸上培養し、抽出した油(オーラン油)をペンタデシルⓇ含有オーラン油と呼んでいます。

・オーランチオキトリウム:世界中の海や汽水域で生きる微細藻類でDHAやEPAを生成できる。昆布やワカメと同じストラメノパイル生物群に属する

・オーラン油:オーランチオキトリウムから抽出した油

・ペンタデシルⓇ含有オーラン油:石垣島で採集したオーランチオキトリウムを親株として培養し、そこから抽出されたオーラン油

陸上培養することのメリットは、気候変動や海洋汚染など環境の影響を受けて大きく組成が変わる心配がないこと、そして海洋汚染による重金属などの汚染物質を口にしないという安全性の面にもあります。
また培養することにより、乱獲してしまい海の生態系を壊すことがないため、人にも自然環境にとっても良い選択肢として採用されています。

出会う確率は年末ジャンボ当選!石垣沿海のオーランチオキトリウムのすばらしさ

青魚はDHAやEPAを作れない!?海を支えるあの生物によって生み出される必須脂肪酸。

(彼谷)先ほども申した通り、同じオーランチオキトリウムであっても採集場所などにより、性質というか組成というか、中身が全然違うんですよ。

研究し始めの頃は「そんな南に行かなくてもいいかな?」と思い東京の有明あたりで採取した海水を見てみたところ、オーランチオキトリウムではあるけど、性質が全く違いました。

(彼谷)石垣島沿海のオーランチオキトリウムのオーラン油には、奇数脂肪酸であるペンタデカン酸とDHAで約70%ほどを占めていて、残りの30%はEPA、アラキドン酸などが含まれています。

実際に微細藻類の研究をずっとしている他大学の教授が言うには、このくらい良い組成のオーランチオキトリウムに出会う確率は20万分の1とか30万分の1といったレベルらしいです。

(彼谷)そうですね。ペンタデシルは石垣のオーランチオキトリウムを陸上培養し、そこから独自の技術で油分を抽出することで生まれた成分ですが、何よりもその組成の素晴らしさが特徴的なんです。

ペンタデシルは、奇数脂肪酸であるペンタデカン酸とDHAで約70%ほどを占めているだけでも凄いのですが、このDHAとペンタデカン酸はいわゆるシナジー効果を生むため、DHAとペンタデカン酸が両方入っているということにも大きな意味があるんです。

ペンタデカン酸における実験でも、DHAの代わりに他の脂肪酸を使ったらガクっと活性が落ちるんだけど、DHAにするとペンタデカン酸の活性がとても高くなるんです。

DHAの酸化防止にも。DHAとペンタデカン酸のシナジー効果

(彼谷)あとはDHAの酸化防止という意味でも一緒に存在している意味があります。
ペンタデカン酸とDHAの組み合わせは安定性が高くなり、DHAが酸化しにくくなります。

DHAのサプリメントって透明なカプセルに入ったものもありますが、あれは実は酸化しやすいんです。しかも、DHAは酸化してしまうと毒性が強くなるので、DHAを摂られる場合はよく検討することをお勧めします。

ペンタデカン酸とDHAの組み合わせ
・ペンタデカン酸の活性(働き)が高まる
・DHAが酸化しにくくなる

ちなみにもう5、6年程前の話ですが、とある依頼があり、市販のDHA錠剤を分析したら、ほとんどの錠剤が酸化していたということがありました…

(彼谷)さまざまな実験や研究で効果がでていますが、包括的にお伝えすると体の中にある恒常性維持機能や体温を常に一定に保とうとする機能が強化されるということが考えられます。

またペンタデカン酸を含むペンタデシルは、対処療法というよりは根治療法というか、その人の根本的なところへアプローチするということだと思います。

▼ペンタデシルについて詳しく見る

※2020年にNature Scientific Reports(科学雑誌”Nature”などの出版社が刊行するオンラインの学術雑誌)に掲載されている論文では、血中のペンタデカン酸量が一定水準以下になると、生活習慣のリスクとなる。だから食品から幅広く食べてバランスよくしていきましょうと書かれています。

実は昔の食品は、ペンタデカン酸の含有量が今より多かったといわれているんです。

美味しさや供給効率を追求した引き換えに栄養や活性成分の量が少なくなってしまい、現代では普通に食事をしているだけで十分な栄養素を摂るのが難しいと言えるでしょう。

(彼谷)DHAも飲まなくて良いですしね、もう入っているから。
さっきも言ったとおり、ペンタデシルと(DHAが)一緒にいることで酸化もしにくくなりますしね。

ウルモリフトに期待できることは

毎日の暮らしに取り入れやすい工夫・3粒のウルモリフトを手に載せている様子

(彼谷)(オーラン油に限って言うと)シワとかハリとか肌の話だけでなく、育毛、生活習慣病などそれはもう数限りなく出てきます。

まあ、法律的な問題があるから直接的に伝えられない難しさがあるんでしょうけど、継続して飲んでもらえればわかってもらえると思いますよ。

(彼谷)最低3ヶ月をおすすめします。3ヶ月経てば、体の全細胞は1回入れ替わるので。
体の中の細胞は何十億ってあるわけですから、そこに全部行き渡るにはそれだけの時間がかかるんですよ。

ちなみに多く摂れば良いというものでもありません。いくら摂ってもエネルギーになっていくだけですから。

取材を終えて

奇跡的な出逢いを経て、私たちの手元に届いたペンタデシル含有オーラン油。

効率や結果(味)を優先する現代の生産方法は、一見便利に感じられますが、時として何かを犠牲にしたり無くしてしまうこともあるかもしれません。

「毎日口にする食品でベースを作りながら、足りないものは補う」

思考をしなやかにして、健康や美容を維持していきたいと思います。

彼谷先生、ご協力ありがとうございました!

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