「フェムケア」という言葉、最近よく耳にしますよね。
「フェミニン(=女性)」と「ケア」を掛け合わせた造語で、女性が抱えるからだとこころの悩みにアプローチする商品やサービスを指します。女性特有の悩みは普段少し話しにくいテーマですが、実は多くの女性が同じ悩みを抱えています。
特にデリケートゾーンのケアを通じて、心身ともに整えることができるということで、自分自身を大切にするために「フェムケア」の中でもデリケートゾーンのケアを実際試してみた結果、そして悩みの解決法についてご紹介していきます。
フェムケアとは
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「フェムケア」とは、更年期や生理、デリケートゾーンケアやそのほかホルモンバランスの変化によるゆらぎなどをケアすることで、女性にとっては切ってもきれない言葉です。(一部ではデリケートゾーンケアのことをフェムケアと呼ばれています)
「フェムケア」だけでなく、女性とテクノロジーを組み合わせた造語で女性特有の問題をテクノロジーによって解決する「フェムテック」という言葉も耳にする機会が増えてきました。
デリケートゾーンとそのお悩みとは
先ほどお伝えした通り、「フェムケア」の中にはデリケートゾーンをケアすることも含まれます。
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近年では様々なケアアイテムの登場とともに、デリケートゾーンをケアすることの重要性も様々なメディアで取り上げられていますが、デリケートゾーンとは、具体的にどの部位を指すのでしょうか。
デリケートゾーンに感じている悩み
わたしがこのフェムケアに興味をもった経緯ですが、もともとデリケートゾーンにある悩みがありました。
ちなみにデリケートゾーンとは、恥骨から肛門あたりまでの「会陰部」を指し、美容業界では「VIOゾーン」とも呼ばれる以下の3箇所になります。
- Vライン(ビキニで隠れる前部分のVになるライン)
- Iライン(女性器のライン)
- Oライン(肛門部周辺)
においやかゆみ、黒ずみ、おりもの、ムレなど、多くの女性が悩む箇所ですが、相談しにくいのが現状です。
わたしはこの中でも「におい」と、乾燥による「かゆみ」が気になっていましたが、もちろん誰かに相談する勇気はありませんでした…。
おもなデリケートゾーンのケア方法
お悩みは多くても誰かに相談することが難しいデリケートゾーンのケアですが、実際にはどんなケア方法があるのでしょうか。
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3種類のケア方法
デリケートゾーンケアの主な3つのケア方法は以下の通りです。
- VIO脱毛:生理中のムレやかゆみ・においの軽減に効果あり。その後のお手入れのしやすさもアップ。
- フェミニンウォッシュ:専用洗剤で刺激を抑えて汚れをオフできる。清潔にすることで、匂いやかゆみの軽減の効果もあり。
- フェミニンオイル:保湿効果や、(使用法によっては)洗浄効果もあり。マッサージによりカラダ全体の不調への効果も。
デリケートゾーンケアの必要性とは?
女性のデリケートゾーンは身体全体の様々な器官に影響を与える、女性のコンディションを整えてくれる大事な部位です。
一方で、顔と同じ皮膚であるお肌と粘膜である膣が共存する、とても繊細なデリケートゾーン。
ストレスの影響も受けやすく、おりものや月経が起こるなど、年齢や日々の変化がすごく大きい場所です。
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特に膣にいたっては、年を重ねるごとに萎縮していき、血流が滞りやすくなることからデリケートゾーンの冷えや乾燥にもつながってしまいます。
40代のわたしの場合、年齢的にも更年期に近づいています。
今後は閉経に伴い、皮膚や粘膜の潤いや弾力性を保つ働きをしてくれるエストロゲンの分泌量が低下し、デリケートゾーン(特に膣周辺)に潤いがなくなってしまうと、菌への抵抗力が弱まり、様々な影響を体にもたらす可能性もあるそうです。
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今でもすでにデリケートゾーンの潤い不足を感じており、においやかゆみが気になっていましたが、これからさらに乾燥するのであれば、今からデリケートゾーンのケアを始めておくにこしたことはありません。
デリケートゾーンケアのメリットは?
デリケートゾーンのケア(フェムケア)をすることで、以下のようなメリットがあげられます。
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清潔を保つことができる
デリケートゾーンはにおいやムレが気になりやすい部位で、お悩みの方も多いのではないでしょうか。ちゃんとケアをすることは、保湿だけでなくデリケートゾーンを清潔に保つことにも繋がります。
デリケートゾーンを潤して、かゆみの予防する
加齢やホルモンバランスの乱れから、デリケートゾーンの乾燥による痒みを引き起こすことがあります。普段から保湿をしておくことで、症状が悪化する前に対処することができます。
ストレスを感じにくくなる
デリケートゾーンのお悩みは、小さなストレスが積み重なっていきます。ケアをすることで、ストレス軽減につながり、心身が健やかな状態になり毎日が楽しくなります。
デリケートゾーンのケアにはいくつか方法がありますが、かんたんに取り入れることができる オイルケアをご紹介します。
オイルケアでデリケートゾーンの悩みを和らげる
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わたしは、デリケートゾーンの乾燥による「におい」と「かゆみ」という悩みを解消したいという思いから、フェムケアの一環として、自宅で簡単にできるお手軽なデリケートゾーンのオイルケアを始めることにしました。
オイルケアには、
・入浴前にオイルを塗ってマッサージをしてから入浴する方法
・入浴後に気になるときに塗る方法
・コットンにオイルをしみこませて下着に挟む方法
など、さまざまなケア方法があります。
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その際、お風呂でのマッサージは生理開始から3日目まで避けるようにするなど、いくつかの注意点を心がけなければなりません。
また、コットンにオイルをしみこませて下着に挟む方法は、塗布する量に気を付けないと漏れてしまい、翌朝の下着が汚れてしまうこともあるので注意が必要です。
オイルケアを試して感じたこと
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オイルケアをしてよかった点
実際にオイルケアを試した結果、血行が良くなりデリケートゾーンが温まることで、乾燥やかゆみが緩和され、続けるうちに柔らかくなったと感じました。乾燥によるかゆみやにおいにも効果がありました。
オイルケアをして気になった点
ただ気になったのは、毎日オイルを塗るとなると割とハードルが高いことです。
身体や髪のケアと違い、デリケートゾーンの場合はバスルームや洗面所以外で行えない、また衣類を脱いでいた方がケアがしやすいことから、毎日それなりに時間の確保が必要となるのが難点でした。
オイル選びの注意点
デリケートゾーンは体にあるどの肌よりも繊細で、経皮吸収率は率が高いと言われる腕の内側の42倍とも言われています。当然ながら、ケアする際は安全なものを使用することが大切になってきます。
酸化したものや科学的な物質が多く含まれるオイルなどは、どんどん吸収されてしまうため、オイル選びも重要なポイントとなります。可能であれば、添加物が入っていないオーガニック・ナチュラル系のものを使いましょう。
おすすめのケアアイテム
おすすめのケアアイテムをご紹介しますね。
リップインティメイトケア|クレンジング モイスチャライジングオイル
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性教育などが進んでいるスウェーデン発のブレンドオイルで、ヒマワリとヤシのオイルをメインに配合。お風呂に入る前に塗布し、そのまま湯船につかるだけ。身体が温まり汗と一緒に汚れを洗い流すことができ、さらに保湿をしてくれる効果も。
出典:スウェーデンオーガニックコスメ/クレンジング モイスチャライジングオイル 75mL
明日私は柿の木にのぼる|フェミニンオイル
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福島県国見町の特産品「あんぽ柿」の製造工程で廃棄される柿の皮を活用したサステイナブル商品。柿由来のポリフェノールに消臭抗菌効果があることから女性のフェムケア商品に。
ベースには皮脂に似ていると言われるホホバ、ブドウ、マカダミア種子のオイルが配合されており、伸びと肌なじみが非常に良いのが特徴。
ゆずの精油を配合しているため香りも良く、使っているだけで癒されるような感覚も良いですね。
リッチフィールド |オーガニック ボタニクス ヴァージノル
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女性ホルモンの活性化に効果的なネロリオイルを配合。
さらにアーモンドオイルとアプリコットカーネルオイルが配合されており、デリケートゾーンにふっくらとしたハリと潤いを与えてくれるのも特徴です。
美容に嬉しい成分をたっぷり含むオイルが配合されているので、デリケートゾーンだけでなくお顔や全身に使用しても◎。
4つの中で一番しっかりとしたテクスチャーですが、決して重すぎるわけではなく、実際につけてみるとさらっとした感触。香りもとても良いです。
出典:オーガニック・ボタニクス オンラインストア / ヴァージノル
オージャスラボ | エヴァオイル
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セサミオイルにハーブの抽出液が配合されたデリケートゾーン用マッサージオイル。インドのアーユルヴェーダの考え方を取り入れ、シャタバリやアロエベラなどが配合されたアイテムです。
シャタバリは”女性の精力剤”ともいわれていますが、世界最古の医学・アーユルヴェーダでは婦人科系の病気に効果があるとされる代表的なハーブ。
ほかの商品と違いエッセンシャルオイル(精油)を使っておらず、エッセンシャルオイルによる刺激が気になる方にはおすすめです。デイリーケアはもちろん、膣のかゆみや炎症がある時につけると効果的だそう。
塗布に抵抗がある方や、忙しくて続かなさそう、、、という方には
番外編:ウルモリフト | natoha
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塗布に抵抗がある方や、忙しくて続かなさそう、、、という方には、食事やサプリメントなど内側からのケアがおすすめ。
サプリメントのメリットとしては、お顔だけでなくデリケートゾーンや全身にも変化をもたらしてくれること。
ウルモリフトは国産のツバキ種子エキスや藻類から抽出した良質なオイル(ペンタデシル含有オーラン油)、亜麻仁オイルなど、普段の食事で不足しがちな植物性の栄養素をひと粒に凝縮し、内側から身体を整え潤してくれるという、自然派サプリです。
忙しくても続けられる!内からも叶えるフェムケア
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実際にオイルケアを使用して、その効果を実感しました。
においやかゆみも以前より改善され、前よりもふんわりしたやわらかいIラインになった気がします。
それはデリケートゾーンのケアを行ったことで、自分自身の状態を知ることもできたからだと思います。
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ただ、毎日状態を確認して使うオイルの量を変えたり、使用前には手を綺麗に洗ったりと、やや面倒でした…忙しい日々を送っていると、忘れてしまうことも。
デリケートゾーンの肌がお顔の肌と同じように劣化するのなら、体内からの乾燥対策も効果があるのでは?と感じ、最近は体内からの年齢肌対策のフードサプリ・ウルモリフトもはじめました。
このウルモリフトが何気にわたしの中でヒットしていて、飲みはじめて1カ月くらいしてから、肌がオイルケアしているときみたいにふんわりした状態に変わりはじめました。
お顔の肌の調子や体調も、以前より上向いてくれたおかげで、デリケートゾーンの調子もすごくよくなったんです!
フェムケアの一環としても、身体のケアにもお肌のケアにも!一石三鳥だったな~なんて思っています!
入浴前後のオイルケアだけだと、かぶれやすい月経前後や忙しい日はお休みする時もあり、少しかゆみが気になることがありましたが、ウルモリフトなら、藻類由来のペンタデシル含有オーラン油や亜麻仁オイルなど良質な自然由来のオイルを内側から取り入れられます。
フェムケアの新しい方法として、外からはオイルケア、内側からはウルモリフト。この両側面からケアしていくのがわたしの中のベストとなりました!
参照:lifet select
さいごに
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フェムケアの相談は身近な人にはなかなかできません。
クリニック、産婦人科、皮膚科、、、通うクリニック選びの段階で迷っている女性も多くいらっしゃると思います。
症状が出ている時には通院が必要ですが、日常的なケアとしては、私が体験したように自宅でフェムケアを続けることも可能です。
オイルケアは、入浴直前に行えば入浴やシャワーで簡単に洗い流せ、さらに塗る際に軽くマッサージすれば冷え対策にもなりますよ。
2-3種類のオイルを用意しておいてその日の気分で選んで使い分けをするなどもおすすめです。(ただし開封後は早めに使い切るようお気をつけください!)
ただし自己流でやることで触りすぎてしまったり傷つけてしまったりというリスクもあるので、不安な方や面倒に感じる方は、全身の乾燥を防ぐウルモリフトなどのフードサプリもおすすめです!
お顔や身体の調子にも効果があるので、年齢を感じている方はぜひ試してみてくださいね。
多くの女性に、ぜひ楽しみながらフェムケアに取り組んでもらえたら嬉しいです。
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和歌山の自然に囲まれた田舎で、家事や未就学児の娘たちの育児をしながらライターのお仕事をしているアラフォーママです。家庭菜園を楽しみながら、野菜くずや卵の殻を使って土づくりにも取り組んでいます。忙しい日々の中でも、温かい気持ちを大切にしています。