2025年04月09日

老化の要因のひとつは、酸化といわれています。

細胞を傷つけてしまう酸化は病気や老化を引き起こす恐れがあるので注意が必要です。切ったりんごを置いておくと茶色に酸化するのと同じように、体も酸化していきます。

いつまでも健康で若々しくいたい方に知ってほしい、酸化が起きる原因と対策について解説します。酸化から体を守ってくれる抗酸化物質についても説明しますので、老化防止に役立てましょう。

体を酸化させやすい食べ物や、抗酸化作用のある食べ物を紹介するので日常生活に取り入れてくださいね。

酸化ってなに?その原因は?

酸化ってなに?その原因は?

体内に活性酸素が増加して細胞を傷つけることを酸化といいます。

病気や老化の原因は、活性酸素が増えすぎることだといわれています。活性酸素は細菌やウイルスから体を守る働きをしていますが、過剰に増やさないことが大切です。

抗酸化物質は、活性酸素を抑制したり取り除いたりして酸化から体を守ってくれます。体内で抗酸化物質を作り出しますが、年を重ねることで抗酸化物質は減少していきます。抗酸化物質は食事から摂取できるので、積極的に取り入れましょう。

代表的な抗酸化物質には、ポリフェノール、カロテノイド、ビタミンC、ビタミンEなどがあります。

体を酸化させやすいとされる食べ物を控えることも大事です。抗酸化作用のある食べ物を摂取して、老化防止に役立てくださいね。

酸化対策に良くないとされる食べ物は?

酸化対策に良くないとされる食べ物は?

老化や病気の要因となる活性酸素を増やしてしまう食べ物があります。

トランス脂肪酸や食品添加物が含まれている食べ物は、体を酸化させやすいと言われています。

どんな食べ物に含まれているか解説しますので参考にしてくださいね。

マーガリン

マーガリン

マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸は、摂りすぎると心臓や血管の健康に影響を与える可能性があるといわれています。

活性酸素との関わりも指摘されており、細胞への負担につながることがあると考えられています。

トーストにマーガリンを塗って食べている方も多いですよね。トランス脂肪酸の少ないバターに置き換えてみるのもひとつの方法です。

バターよりも安価なマーガリンやショートニングは、加工食品にも多く使われているので注意してくださいね。

インスタントラーメン

インスタントラーメン

インスタントラーメンには、酸化しやすい油が使われていることがあり、活性酸素との関係が指摘されることもあります。

手軽で美味しい反面、食品添加物が含まれていることが多いため、食べ方に少し工夫があると安心です。

食品添加物の中には、体にとって「異物」として認識されやすいものもあり、それに対応する過程で活性酸素が関わる可能性があるといわれています。

インスタント食品をすべて避ける必要はありませんが、できる範囲で手作りを取り入れると、体にもやさしい食生活につながります。

スナック菓子

スナック菓子

脂肪分を多く含むスナック菓子は、食べ過ぎると活性酸素の発生を促す可能性があるといわれています。

また、一部のスナック菓子にはトランス脂肪酸や食品添加物が含まれていることもあり、摂取量には気をつけたいところです。

トランス脂肪酸や食品添加物を摂取すると、活性酸素が増加して細胞を傷つける恐れがあるといわれているので注意が必要です。

手軽に食べられるスナック菓子ですが、量や頻度を意識して、バランスのよいおやつ選びを心がけると安心です。

酸化対策のために取り入れたい食べ物は?

酸化対策のために取り入れたい食べ物は?

酸化を防ぐためにも、抗酸化作用のある食べ物を取り入れましょう。

緑黄色野菜には、抗酸化作用のある栄養素が豊富に含まれています。

抗酸化力が非常に高いと言われているリコピンやアスタキサンチンが含まれている食べ物も紹介しますので参考にしてくださいね。

トマト

トマト

トマトにはリコピン、βカロテン、ビタミンE、ビタミンAなど抗酸化作用のある成分が豊富に含まれています。

リコピンは抗酸化作用が強く、ビタミンEの100倍以上といわれています。

トマトの赤い色素はリコピンなので、リコピンが多く含まれている真っ赤なトマトを選ぶのがおすすめです。

ミニトマトにもリコピンやビタミンが多く含まれています。

にんじん

にんじん

にんじんには、活性酸素の働きを抑えるとされるβカロテンが豊富に含まれています。

βカロテンは緑黄色野菜に多く含まれていますが、にんじんはその中でもトップクラスの含有量を誇る野菜です。

ただし、βカロテンは生のままだと体に吸収されにくいため、油と一緒に炒めたり、加熱調理するのがおすすめです。

また、にんじんの皮にもβカロテンが多く含まれているので、皮ごと調理することで栄養を余さずいただけますよ。

鮭

鮭に含まれるアスタキサンチンは、強い抗酸化作用を持つことで知られています。
その抗酸化力はビタミンEの約1000倍にもなるともいわれ、注目されている成分です。

ムニエルやフライなど、油を使った調理法にすることで、アスタキサンチンの吸収率もアップします。

また、アスタキサンチンは紫外線によるダメージやしわの予防にも効果が期待されており、エイジングケアにも役立つ成分です。

おいしく食べながら、体の内側から若々しさをサポートしてみてくださいね。

まとめ

細胞を傷つけてしまう「酸化」は、活性酸素が過剰に増えることが原因といわれています。そのため、体を酸化させやすいトランス脂肪酸や食品添加物を多く含む食品は、なるべく控えるようにしましょう。

年齢を重ねるとともに、体内で作られる抗酸化物質の量は少しずつ減ってしまいます

そんなときこそ、抗酸化作用の高い食材を意識的に取り入れるのがおすすめです。
ご紹介したトマト、にんじん、鮭などは、抗酸化力に優れた代表的な食材です。

特ににんじんや鮭は、油を使って調理することで栄養の吸収率がアップします。

毎日の食事に抗酸化作用のある食材を取り入れて、老化防止のサポートに役立てていけるとよいですね。

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