昔の夏バテといえばエアコンがないことが原因で暑さで体が疲れてしまうことが原因でしたが、最近ではエアコンによる気温差や冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎで夏バテになる人が増えています。
夏バテは食欲不振や疲労、さらには夏風邪の原因になることもある厄介なもの。今回は、温度をカギとした「夏バテの予防法」をご紹介します!
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夏バテを防ぐポイントは「温度」にあり
気温と湿度の高さだけではなく、室内の温度と外気温の差に対応しきれなくなることが夏バテの大きな原因です。また、ついつい口にしてしまう冷たい飲み物やそうめん、生野菜などさっぱりした冷たい食べ物も夏バテを起こす要因の一つ。
夏の気温差と食べ物の温度の両方に気をつけることから、まずは夏バテ対策をはじめてみましょう!
気温差をなるべく小さくするよう室温を調整する
夏バテの原因として大きいのが屋外と室内の気温差です。この気温差に体が適応できずに自律神経が乱れてしまい、夏バテを起こす人が増えています。
特に、8月が終わり9月に入ると、気温の寒暖差が広がりますよね。暑い日と寒い日の差が大きく開いてきます。
そんな難しい季節、気温差を少しでも少なくするためには、薄着を避けてなるべく室内では冷えないような服装を心がけることが大事です。
常にカーディガンやストールを持ち歩くのはおすすめ。冷えた室内から屋外へ出るときは、エントランスで体を慣らしてから出るようにするだけでも違います!
また、体の上半身は熱いのに、下半身や指先は冷えているという全身の気温差も血行が悪くして夏バテの原因に…
特に下半身だけ冷えていると夏バテになりやすいので、冷房のきいたオフィスではブランケットやレッグウォーマーを活用するなどして冷えないように工夫しましょう。
スープや温かい飲み物で胃腸を内側から温める
夏バテのとき、実は内臓は冷えている「内臓冷え」を起こしている人が多いといいます。その原因は冷たい飲み物や食べ物、夏野菜や小麦食品(パンやそうめんなど)などの陰性食品の摂りすぎなどが考えられます。
内臓冷えを防ぐには、内側から食事で温めることが必要。そこで毎回の食事で一品必ず温かい食べ物をとりいれるのがおすすめです。スープや温かい味噌汁を一緒にとりましょう。
また、外食やお弁当などで温かい食べ物を選べない場合には、温かい飲み物を食事の前後に飲むだけでも違います。温かいほうじ茶や黒豆茶など、体を温める作用のあるお茶ならばホッとできて心も体も温まりますよ。
まだまだ油断禁物!しっかり夏バテを予防して快適に9月を乗り越えよう!
9月になったとはいえ、まだまだ暑い日が続きますよね。まだまだ油断できない夏バテ。
自覚症状が強くなった頃には手遅れになっていることも… 何事もに早めに対策を行うことが大切です。
夏バテを防ぐには、温度差に気をつけることがポイント! エアコンの設定温度を下げすぎないことはもちろんですが、衣類の調節や食事の内容に気をつけて、残暑のこの季節、夏バテしない体を作っていきましょう。
薬剤師
大学院卒業後、国内外の製薬会社や調剤薬局にて薬の企画開発・マーケティングからDI業務(医薬品情報業務)など、幅広く薬に関わりながら、サプリメント・ハーブやオーガニックコスメの販売業務を行う。
現在は、今までの経験を生かし、薬剤師として勤務する傍ら、正しい薬の使い方をはじめ、生活習慣や食習慣の改善を提案をする薬剤師ライターとしても活動中。