2024年09月26日

「デリケートゾーンのにおいが気になる」
「デリケートゾーンがかゆい気がする…」

女性であれば、デリケートゾーンの悩みや気になることは多いものの、気軽に周囲に相談できないものですよね。

ところが近年、「フェムテック」や「フェムケア」といったデリケートゾーンのケアが注目されています。

においやかゆみ、黒ずみなど、女性ならではのデリケートゾーンにまつわるお悩みや、セルフケアについてご紹介します。

デリケートゾーンのケアについて

デリケートゾーンの相談ってお友達や家族にもしづらいですよね。

そのため、悩んでいる方が多いのにも関わらず、ほとんどの方が正しいケア方法を知らないことが多いとされています。

まずはデリケートゾーンについて知った上で、デリケートゾーンケアについてご紹介していきます。

デリケートゾーンとはどの部位になるの?

そもそもデリケートゾーンとは、恥骨から肛門あたりまでの「会陰部」と言われる箇所全体を指します。

最近では、Vライン(ビキニで隠れる前部分のVになるライン)・Iライン(女性器のライン)・Oライン(肛門部周辺)のVIOゾーンとも言われる箇所全体になります。

最近では「プライベートゾーン」とも言われていますね。

デリケートゾーンのお悩み

そんなVIOゾーン周辺のデリケートゾーンですが、女性の悩みを調査したところ…

  1. におい
  2. かゆみ・かぶれ
  3. 黒ずみ
  4. おりもの
  5. ムレ

特ににおいに関しては、相談しづらいですよね。

デリケートゾーンはケアしたほうがいい?

「においが気になる…これって私だけ?」
「生理の時には痒くなる…」

悩みの絶えないデリケートゾーンですが、日常の中でケアできるタイミングとなると、基本的にはお風呂やシャワーの時になるのではないでしょうか。

とはいえ、腕や足よりも粘膜に近い部位であることから、実はデリケートゾーンはとても汗をかきやすい部分です。

汗や分泌物が付着したままになることで、ムレやにおいに繋がると言われています。

しかも、デリケートゾーンはお肌の中でも繊細な部分なため、かぶれやかゆみを引き起こしやすい箇所でもあります。

さらにデリケートゾーン周辺はお顔などと同じようにお肌(皮膚)なので、年齢とともに乾燥が進んだり、体調に応じて敏感がちになったりします。

繊細な部位だからこそ、専用のケアアイテムで優しくケアしていくことが大切なのです。

デリケートゾーンのムレやにおいの原因とは?

デリケートゾーンにはワキと同じアポクリン汗腺があるため、汗をかくとムレたり、いやなにおいを発生させます。

通気性の悪い下着、おりものシートや生理用ナプキンを長時間使用することで、さらにムレやすくなります。

ほかにも、尿や生理の経血がつくことで、ムレやにおいが助長されます。

そしてまた、会陰部の乾燥=デリケートゾーンのうるおい不足によって、腟内の自浄作用が低下し、においのもととなります。

「汗やおりものによるムレ」は想像できますが、乾燥によってにおいが出てしまうのは少し意外ですよね。

自分のデリケートゾーンを知ろう

デリケートゾーンの悩みは気軽に相談しづらいもの。

となると、自分自身で状況を見ることができれば、分からないままモヤモヤすることは減ります。

まずはご自身でデリケートゾーンをチェックしてみましょう。

  • かゆみはないか
  • かぶれはないか
  • 赤みや炎症・ニキビなどはないか
  • 乾燥していないか
  • おりものの状態はいつもどおりか
  • 匂いはひどくないか
  • 触ったときにいたみはないか
  • 服のこすれなどによるかゆみはないか
  • 月経量やおりものの量に変化はないか

月経やおりものなどの状態によっては、女性向けのクリニックや泌尿器科、産婦人科などに相談した方がよい場合もあります。

女性にとってのデリケートゾーンのチェックは、体調のパラメーターになります。

ご自身の体調を知るためにも、日々デリケートゾーンの状態を把握しておきましょう。

デリケートゾーンの日々のケア方法

「デリケートゾーンのケアをしたほうがいい」とはいえ、具体的にどのようなことをすればよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

ここからは、デリケートゾーンのセルフケアについて、様々なお悩みからケア方法をご紹介します。

デリケートゾーンの洗い方

デリケートゾーンは皮膚が薄い粘膜部分でもあるため、デリケートゾーン専用のソープを使用し、優しくなでるように洗いましょう。

デリケートゾーンの洗い方
1. Vライン→Iライン→Oラインの順に洗う
2. 洗い残しがないか確認しながら丁寧にすすぐ
3. タオルで優しくおさえながら水分を吸い取る

タオルでゴシゴシ擦るのは厳禁です。

アンダーヘアの処理方法

「整えていると清潔感があるから…」
「いつか介護される側になった時のために…」
と、近年では年齢に関わらずアンダーヘアを処理する方も増えていますよね。

アンダーヘアの処理方法は以下の通り。

  • カミソリ
  • 脱毛クリーム
  • 電気シェーバー
  • ブラジリアンワックス
  • レーザー脱毛

カミソリやクリームなどはかぶれやすい方もいるため、できるだけ肌を保護できるタイプのものを使うようにしましょう。

また医療機関の脱毛も、以前に比べ通いやすくなっているので、本格的に処理したい場合は検討に入れてみましょう。

デリケートゾーンの黒ずみのケア

デリケートゾーンの黒ずみが気になる方は、デリケートゾーン専用の美白クリームなどを使いましょう。

カミソリでの自己処理を続けることで、皮膚が傷つき黒ずみが悪化してしまうため、黒ずみが気になる方は永久脱毛がおすすめです。

デリケートゾーンも老化する?老化を防ぐおすすめのセルフケア

年齢を重ねるごとに、デリケートゾーンもお肌と同じく老化します。

デリケートゾーンは身体の中でもかなり特殊な部位で、皮膚の一部でもあり、粘膜が近いため体調や体内環境に左右される箇所でもあります。

年齢を重ねると、肌質や膣内の環境も変わってゆきます。

最近ではいろいろなデリケートゾーンケア商品も販売されていますので、セルフケアでも十分に効果を感じられるのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。

年代によって変わるデリケートゾーンの悩み

女性にはホルモンの変化によっても、お肌同様にデリケートゾーンの状態も変わっていきます。

成長期である思春期はデリケートゾーンも汗をかきやすく、生理用品によるムレも多いです。

続いて、20代半ば〜30代半ばにかけて、女性ホルモンの増加に伴いおりものの量が増えるため、常に湿っている状態になります。

そのため、においや蒸れ、そしてかゆみに悩まされます。

さらに、妊娠や出産などの影響からホルモンも変動や激しいため、デリケートゾーンの悩みも増えやすい年代です。

その後の40代以上の更年期になると、女性ホルモンの減少によってデリケートゾーンの乾燥に悩まされることも。乾燥することで膣内の自浄作用がなくなり、かゆみやにおいなどにつながります。

加えて、体型を気にして締め付ける下着を利用したり、尿漏れパッドを付けるなどの傾向もあるため、デリケートゾーンの蒸れやにおいに悩まされることが多いようです。

年齢別女性のデリケートゾーンの悩み
10代:デリケートゾーンも汗をかきやすく、生理用品によるムレ
20代〜30代:女性ホルモンの増加に伴いおりものの量が増加=におい・ムレ・かゆみ
40代以降:女性ホルモンの減少によりデリケートゾーンの乾燥=かゆみ・におい

このように、年代によって悩むポイントが異なるため、必要なケア方法は変わってきます。

参照:フェミニーナ

デリケートゾーンを老化させないために気を付けたいこと

デリケートゾーンは女性ホルモンの影響によっても状態が変わります。

そのため、年齢を重ねるとともに、悩みが増えていく箇所です。

そこで、デリケートゾーンを老化させないためには、以下のことに気を付けましょう。

デリケートゾーンを老化させないための10のポイント

  1. 優しく洗う
  2. なるべくこすらない
  3. 下着の生地を見直す
  4. 清潔な下着をつける
  5. 食生活を改善する
  6. 十分な睡眠をとる
  7. ストレスをためないようにする
  8. 身体を冷やさないようにする
  9. デリケートゾーン専用オイルなどで保湿する
  10. デリケートゾーンの乾燥を防ぐ

ここから、以下の3つに分けて、詳しく解説します。

  • 外的な老化要因を防ぐ
  • 体内の健康を保つ
  • デリケートゾーンのためのケア

①外的な老化要因を防ぐ

まずはデリケートゾーンの老化につながる、外的な要因を取り除きましょう。

  • 優しく洗う
  • なるべくこすらない
  • 下着の生地を見直す
  • 清潔な下着をつける

洗い方については先ほどご紹介しましたが、デリケートゾーンの皮膚は薄いため、ガシガシ洗ったり、こすらないように注意しましょう。

また、下着については、入浴後はデリケートゾーンをしっかり乾かしてから、清潔な下着をつけましょう。

この下着についても、できるだけ合成繊維は選ばずに、蒸れにくい自然素材である綿素材やシルク生地などを選びましょう。

そのほか、縫い目が邪魔をしないもの、そして締め付けの強すぎないものがおすすめです。

下着の選び方
・合成繊維より綿やシルク
・縫い目が邪魔をしないもの
・締め付けが強すぎないもの

シルクインナーブランド・NEYI(ネイ)のアイテムは、オールシルクながら締め付けすぎず、また縫い目は全て内側に入れて肌に当たる場所は全てシルクにするという、女性のデリケートなお肌を考えてこだわり抜いた設計です。

つい触りたくなってしまう滑らかな肌触りだけでなく、お肌にストレスなく身につけられる”スキンケアランジェリー”です。

▼NEYIのランジェリーはこちらから

②体内の健康を保つ

続いては、体内からの老化要因を防ぎましょう。

  • 食生活を改善する
  • 十分な睡眠をとる
  • ストレスをためないようにする
  • 身体を冷やさないようにする

デリケートゾーン(特に膣内)は女性ホルモンに影響を受けやすい部位です。

そのため、体内環境を安定させることもとても大切なこと。

ストレスや栄養不足、睡眠不足を防ぎ、できるだけホルモン状態が安定するように心がけましょう。

また、身体の冷えを起こさないことも大切です。特に女性ホルモンの量が一気に低下する更年期は、血液循環の衰えとともに身体が冷えます。

冷えによってうるおいが生み出せず、皮膚の乾燥が進んでしまいます。膣内や膣周りの皮膚が乾燥すると、匂いやかゆみに繋がるので、注意しましょう。

冷えにオススメのスパイス
ヒハツ:血流促進効果があるとされ、ゴースト血管対策にも注目を集める
シナモン:血流促進のほか冷えによる関節痛などにも
生姜:ショウガオールが身体を温めます

natohaゴールデンラテは、血流促進や温めに嬉しいとされる生姜やターメリックが入ったラテパウダー。お好きなミルクに合わせるだけで美味しいポカポカ習慣になりますよ。

▼生姜が入ったゴールデンラテ

ゴールデンラテ

③デリケートゾーン専用のケアをする

最後に、デリケートゾーンのためのケアを行いましょう。

  • 専用オイルなどで保湿する
  • デリケートゾーンの乾燥を防ぐ

最近では、デリケートゾーンの専用オイルが販売しています。

繊細な肌質の部位であること、そして膣近くとなることから、デリケートゾーンは専用のオイルを使うことをおすすめします。

また、オイルを使う際には、デリケートゾーンをやさしくマッサージをすることで、血液の巡りがよくなり、硬く強張ったデリケートゾーンがやわらかくなりますよ。

そして、デリケートゾーンの乾燥は体内・体外の両方からアプローチをしましょう。

体外のアプローチとしては専用オイルケアですが、体内から乾燥を防ぐことで、膣内のうるおいを保つことが大切です。

お顔の乾燥が進むのと同じように、デリケートゾーンも一緒に乾燥していくため、体の冷えを防いだり、体内にうるおいを与えるような食事やサプリメントを摂取することをおすすめします。

デリケートゾーンを乾燥させないために

デリケートゾーンの乾燥は、体内の乾燥やうるおい不足から始まります。

その原因は冷えや栄養・水分不足、そして年齢や更年期などに起因していることが多いです。

デリケートゾーンが乾燥する原因
・冷え
・栄養/水分不足
・加齢

このうるおい不足は年齢を重ねれば重ねるほど、進んでしまう恐れがあります。

そこで、体内のうるおいを保つためのサプリメントなどもおすすめです。

natoha ウルモリフトは植物性の食成分が90%以上含まれており、藻類から生まれたペンタデシル含有オーラン油や亜麻仁オイルなどの自然由来のオイルをたくさん配合しています。

肌のうるおいが気になる女性から、話題になっています。

体内からもアプローチすることで、デリケートゾーンの悩みだけでなく、身体の不調やお肌の悩みにも効果があるのはうれしいですね。

さあ、デリケートゾーンケアを始めよう

デリケートゾーンをケアする方法をたくさんご紹介しましたが、一番取り入れやすいのはオイルケアです。

血液が巡りあたたかく、やわらかいデリケートゾーンにするためには保湿が何よりも大切です。

硬く萎縮した皮膚をオイルでやわらかくほぐしながら、指全体でやさしく撫でるようにマッサージすることで血流が高まり、幸せホルモン「オキシトシン」の分泌にもつながります。

ふんわりやわらかいデリケートゾーンになると、変化がわかりやすいので、続けるモチベーションにもなりますね。

使うオイルは、ぜひナチュラルな処方でできているデリケートゾーン専用のものを使ってくださいね。

デリケートゾーンは粘膜に近いため、皮膚がとても薄くて敏感で特に経皮吸収率が高い部位です。石油由来成分、界面活性剤、合成香料や色素、添加物などは避けた、デリケートゾーン専用オイルを選びましょう。

皆さんも、ご自分にあうケア方法を探してみてはいかがでしょうか。