さまざまな人々のライフスタイルから、美しさ、健やかさのヒントを探るインタビュー。
今回は、フリーランスライターとして活躍しながら、食への飽くなき探究心から離乳食ブランドを立ち上げ、代表を務める平澤朋子さんが登場。日常に欠かせない「食事」を多角的に楽しむ平澤さんから、美しさと健やかさについてお話を伺いました。
大好きな食事を、娘ともいずれシェアできるよう食育に注目
―離乳食ブランドを立ち上げ、ディレクターとしての顔を持つほか、フリーランスライター、食育アドバイザー、PRアドバイザーなど、多岐にわたって活躍されている平澤さんですが、これまでの経緯を聞かせていただけますか?
もともと大学時代から女性ファッション誌の編集部に籍を置き、雑誌を中心にライターとして携わってきました。その後、フリーランスでライターとして仕事をしながら、2014年に娘を出産しました。
私自身、昔から食べることがとても好きでお料理を作るのも好き。食材の好き嫌いもなくなんでも食べ、とにかく健康体で、食事と一緒に嗜むお酒も大好きです。(笑)
娘が生まれてからは彼女にも食べることを好きになってほしかったし、たくさんの食材や味にも触れてほしいと思い、本を読んで勉強するなど、食育の大切さを知ったうえで離乳食に備えていました。
―お料理好きなお母さんとなると、赤ちゃんにとっても一安心ですよね。
自分でも楽しくできるかなと想像していたのですが、それは離乳食が始まる前までの話でした。(笑)
最初こそ楽しくあれこれ作っていたし、娘が食べてくれれば「可愛いな」で済んでいたのですが、お仕事へ復帰してからは毎回作ってはいられないので、作り置きして冷凍保存するようにしました。すると同じメニューでも、香りや色が変わってしまって、娘が食べてくれなくなってしまったんです。
安心、安全、美味しく食べられる離乳食「bebemeshi」が誕生。
―離乳食段階の子供にとって、見た目の彩りや美味しそうな香りはとても大切ですよね。
本当に大切! そこで離乳食でもできる限り美味しく食べられる方法を試行錯誤した結果、たどり着いたのが真空パック保存でした。それなら冷凍したものでも娘はパクパク食べてくれました。
さらに私の周りにいる働くお母さんたちの話を聞いていると、“離乳食”にはそれぞれの家庭に悩みがあることを知り、悪戦苦闘しているのはどこも一緒なのだなとも感じました。誰もが子供に、手軽に、美味しく、安心できる離乳食を食べさせてあげたい。それで「bebemeshi」というブランドを2016年に立ち上げました。
―食べることが好きな平澤さんの「bebemeshi」に対するこだわりとは?
子供の味覚は生まれた時が一番繊細で、さまざまな物を食べることで味覚の幅が広がっていきます。だから離乳食の段階からいろいろな種類の食材を食べさせることが大切だと知りました。
それをふまえて「bebemeshi」で使用する食材はすべて国産にこだわって厳選しています。野菜とお米は無農薬、減農薬野菜や有機栽培を中心に使用しており、できる範囲で農家さんを訪ねてお話を聞き、本当に安心できるものを選んでいます。お肉やお魚も国産のものを使用しており、味付けは一切していません。
―普段の食事でも、そこまで食材を厳選するのは大変ですものね。
さらに自宅で離乳食を作るとなると、どうしても同じ味ばかりになりがちです。私もそうでしたが、出汁を取るとなると昆布やかつお節に偏ってしまう。でも「bebemeshi」なら、和風出汁はもちろん、季節のお野菜からとった野菜出汁や鶏ガラから丁寧にとった鶏ガラスープ、豆乳やトマトピューレを使用した出汁など、ご家庭で作るのは少し難しいと感じるものでも気軽に取り入れてもらえると思います。どのメニューも「bebemeshi」の試食担当だった娘もしっかり食べてくれていました。
―わざわざ買うなら自分では作れないようなメニューをと思うので、そこはとてもありがたいです。
3歳頃までにたくさんの食材に触れ、出汁の味を舌にインプットしておくと、その後の食生活がどうであれ40代以降にはまた出汁を生かした健康的な食生活に戻ると言われています。自分自身も確かに年を重ねるにつれ、ジャンクなものより、薄味で素材の味が引き立つものを食べるようになりました。
今は娘が7歳になり、お友達と遊ぶときに市販のお菓子やジャンクフードを食べることもありますが、そこは神経質になりすぎず、家族で一緒に食事できるときは手作りのものを美味しく食べてくれればいいかなと思います。
食を通して生まれるコミュニケーションを大切にする
―「bebemeshi」はもちろん、娘さんへの食のこだわりから、平澤さんの食べることへの探究心をとても感じるのですが、ご自身の食の好みについて聞かせてください。
こだわりというか、昔から食べることと旅行が好きですね。ワインが好きなので、ナパバレーやボルドー、ブルゴーニュへ行き、ワインが造られている畑を見て、そこで造り手さんにどうやってワイン造りしているか聞いたり。娘が小さい時には、無農薬でとうもろこしを作っている農家さんを訪ねて、そこで採れたてのとうもろこしを一緒に食べたりしたのですが、なかなか有意義な食育経験だったと思います。
最近も、土曜日の午前中に築地を訪ねてはあれこれ食材を買うんですが、目的の一つはお店の方から食材についてのお話や美味しい食べ方を聞くことだったりもするんです。
―それはライターという職業柄ということでしょうか?
知らないことを聞くのが楽しくて好きなんですね。ブドウ畑へ出かけるのもそうですが、海外や国内どこでも、旅先で現地の方々と食事をするのも好きですね。美味しい食材を味わうことも好きですが、それと同じくらい、その場で生まれる人と人とのコミュニケーションが大好き。だから、そういう楽しみも、娘には知ってほしいと思います。
―食に対する想いには、平澤さんの育った環境が影響しているのでしょうか?
確かに、子供のときは家族全員揃っての夕食が当たり前でしたし、近くに住んでいた親戚が集まって大勢で食卓を囲むことも多く、ホームパーティーをよくしていました。そのときに食べることだけでなく、その場所で生まれる会話やコミュニケーションが楽しかったのを覚えています。
娘もそうしてみんな揃って食事が当たり前の環境のせいか、ときどき夕食の準備をした後、娘を待たず先に私が食べようとすると「なんで先に食べるの!?」と怒られます。(笑)
今でも日常的に、料理好きの友達を家へ呼んで食事を一緒に作りながら、お酒を飲んだりしますし、食を通して、コミュニケーションをとっている感覚です。
お酒を飲むからクレンズ、ゴールデンラテを積極的に
―平澤さんの思いはしっかりと娘さんに受け継がれているようですね(笑)。ではそんな平澤さんはどんな時にnatohaを取り入れていらっしゃるか、聞かせてください。
natohaはそれこそ発売当時から飲み続けています。お酒が好きなので、普段から選ぶのはクレンズ。あとはゴールデンラテも大好きで、よく飲みます。
natohaを知った当初、黒人参と聞いて高麗人参などの、もっと薬草っぽくて飲みにくいものを想像していました。「良薬口に苦し」という言葉があるように、体に良いものは飲みにくいんだろうなと。でも飲んでみたら驚くほど美味しくって、飲みやすかった。それ以来、飲み続けています。
―natohaのクレンズもゴールデンラテもターメリック(秋ウコン)が入っていて、肝臓に優しいですよね。
そうですね、いつも夕食にワインを飲むことが多いので、日中は少しでも肝臓を労わりたくて、その2つを飲むことが多いです。あとは黒人参茶のリラックスも、レモングラスのさっぱりとした味わいが好きです。ティーバッグ1つでかなりたっぷりと楽しめるのも嬉しいですね。実はコーヒーも好きでよく飲むんですが、黒人参茶はコーヒーと同じくらい飲み応えもあって、満足度が高いです。
―では、ゴールデンラテはどんな時に飲まれますか?
ゴールデンラテは朝飲むことが多いです。私自身なんでも食べますし、特別食事制限などはしないんですが、体調によって朝食を抜く時があり、そんな時にゴールデンラテを飲みます。これはとにかく溶けやすくて手軽に作れるので、忙しい朝に娘の朝食を作る傍ら、牛乳や豆乳にサッと溶かしてもう一気飲みです。(笑) お腹持ちもいいですしね。
―やはり、食とお酒が好きな平澤さんならではのお召し上がり方ですね。
あとは今日、改めて黒人参茶とゴールデンラテについてお話を聞いて、友達の家へお邪魔する時の手土産にもいいなと思いました。黒人参の甘みも美味しくて飲みやすいですし、余計なものは入っていない。パッケージも素敵なので、ちょっとしたお菓子と一緒に持っていくと喜ばれそうですね。
お話をお伺いした方
平澤朋子さん
べべジャポン代表/離乳食ブランド「bebemeshi」ディレクター/食育アドバイザー/フリーランスライター
食を通して生まれるコミュニケーションが好き。
「日常の生活(LIFE)にプラス(+)の彩りを届ける」をコンセプトに、お客様が楽しんで読んでいただけるような記事を配信中。