秋の味覚
 2021年10月07日   2022年12月07日

こんにちは。リフェットセレクト編集部の渥美です。

過ごしやすい良い季節となりましたね。みなさま、身体の調子はいかがでしょうか?

私はおかげさまで、今年の夏は夏バテをせずに元気に過ごすことができ、現在も(今のところ)調子が良いです。

「食欲の秋」と言われる理由

息子の新学期が始まって落ち着いてきた頃、自分の時間も持てるようになりました。時間や心に余裕ができると食いしん坊の私がすぐに思い出すこと、それは、

「せっかくだから、一人で甘いものでも食べちゃおうかな。」……(^^;)。

子どもがいると、そういつでも何でも食べられない反動か?!、特にカフェに入ると決まってこのフレーズが頭をよぎります。(でも、周りを見渡すと、みんながみんなそうではないらしい…笑)

気のおけない仲間と食べるのもいいのですが、こうやって一人で、ただただ目の前の美味しいものと向き合う時間が私は大好きです。食べることって、本当に楽しい。世の中は何と美味しいもので溢れているのでしょうか!

飽食の時代、恵まれすぎている私たちは、うっかりすると私のように欲望のまま食べたいものを食べたいだけ口に入れてしまいかねません。

特に今の時期は、暑さや夏バテで低下しがちだった食欲が自然に回復したり、秋から冬にかけては基礎代謝が上がることから(意外!)、自然と食べ過ぎになりやすいという身体の状態なのです。食欲の秋と言われる所以はこういうことなのですね。

秋は「食」で身体を整えるチャンス

それにしてもこの時期、自然と基礎代謝が上がるというのは、とても嬉しい情報ですね!

基礎代謝が上がると身体の脂肪が燃焼しやすくなるため、シェイプアップしやすいと言われていますが、それは身体の中がいつもより少し活発になり、緩やかに巡っているということでもあります。

つまり、この時期に何を食べてどう過ごすかを気にかけることは、穏やかに身体を巡らせて整えることにもつながるのです。

食欲

と言っても、気にかけることの基本はいつでも同じ。みなさまも既によくご存知かと思いますが、一にも二にも「旬」のものを選んで食べること。

秋の味覚として、サンマや牡蠣などの魚介類やレンコンやゴボウなどの根菜類、サツマイモやジャガイモなどの芋類、果物ではブドウやお馴染みの柿など。忘れちゃいけないキノコ類もあります。これらの旬のものを中心に日々の献立を考えましょう。「最近この野菜食べること多いなぁ。」なんて思うくらいでいいのです。

一年を通して、とにかくその時の旬のものを食べる。実はこれは、人が食を営む上で一番大事にしてきたいことでもあります。今や、スーパーでは冬でも夏の野菜が売られているのが当たり前となり、もはやどの野菜が旬なのか、一瞬わからなくなりそうですが、できるだけ自然なサイクルの中で、自然に成長をした野菜を選ばれることをお勧めしたいと思います。

自然な流れに沿って作られた野菜は、圧倒的に美味しく栄養も豊富なためです。そして、そういった野菜を選ぶことは、人を守るだけでなく、地球に負担をかけないことにもつながります。

なるべく不自然を避け、自然の摂理に反せず、自然の流れに身を任せて暮らす。


このシンプルなことが、人が健やかでいられるための行き着くところなのですが、現代において、このシンプルさを保つことがいかに難しいことか!!涙

秋は食に意識が向きやすい季節だからこそ、少しそんな視点でも食べるものを選んでみるのはいかがでしょうか?

人は、自然な暮らしにすればするほど、身体が強くなる!?

旬のものを美味しく食べ(できれば腹八分目。これが時に難しい!涙)、なるべく早寝早起き。それだけでも身体に確実に変化があるはずです。

そして、さらにできれば、添加物を控え、デジタルから離れる時間もきちんと持ちたいですね。現代人の傾きがちな生活を、そうやって少しでも本来の自然なものに寄せて、まっすぐにする。そんなイメージです。

呼吸 女性

また、食欲の秋とは直接関係のないことですが、この澄んだ気持ちの良い時期にぜひ「呼吸」についても考えてみたいと思います。生き物にとって呼吸は言うまでもなく重要なことですが、今は特に意識して、呼吸を深く整える時間を作ってみましょう。

ヨガの先生で、今日初めてヨガしますという生徒さんに、
「ヨガをする時に大切なのは、身体の柔軟さでもポーズへの知識でもなく、呼吸。」
と伝えている方がいらっしゃいました。

普段生活しているだけでは特段意識することもない呼吸ですが、本来であれば人の健やかさを支える上で、重要視されるべきものなのです。

今は、外出時に99%の人が、ほぼ常にマスクをしたままという異常事態です。誤解を恐れずに申し上げると、本来であればそれは人が健やかに生きるための“自然な姿”ではなく、不自然なことです。


マスクはどうしても呼吸を浅くし、呼吸の浅さは肺を弱くし、全身の巡りを滞らせ、免疫力の低下を招きます。(現在のマスク着用は、「人々の健康を守る」という観点でありながら皮肉なのものだなぁと個人的には思っています。)

ぜひ、今は特に意識的に、自宅や戸外で、呼吸を深めることを一日数回は意識してみていただきたいなと思います。リラックスしたい時は腹式呼吸(吸う時にお腹を膨らます)、気力を上げたい時は胸式呼吸(吸う時に胸を膨らます)で、ゆっくりと深呼吸を数回繰り返すだけで構いません。

いかがでしたでしょうか?

食や呼吸などは、あまりに身近すぎて暮らす中での特別感はないけれど、健やかに生きる上では欠かせないことなのだと意識して、ぜひ今年の秋は「身体にとっての実りの秋」にもなると良いですね。

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